B083 Open Sesame(オープンセサミ)その1

https://artbeing.com/aura-soma/equi/B083.html


メインテーマ:過去の叡智の心からのコミュニケーション。新しい革袋のなかの古いワイン

アファメーション:私はハートから分かち合うことができるように、私に明らかにされる智恵にオープンになります。


今回のボトル、B83のボトルの名前は「オープン・セサミ(開けゴマ)」

「開けーゴマ!」

なんだか、子どものころ、自分の望みをかなえたいときなどに、この言葉を唱えて遊んだことがあるような気がします。

「アリババと40人の盗賊」



少年少女文学全集か何かで読んだのを思いだしますね。

ある日、貧しい正直者の青年アリババが、山で薪を拾っていると、そこに40人の盗賊たちが奪った宝を岩の洞窟に隠しているのを目撃しました。

盗賊の頭が「開けゴマ」(イフタフ・ヤー・シムシム)と言うと、岩戸が開き、「閉じよゴマ」というと岩戸が閉まります。

それを見ていたアリババは、盗賊が去ってから、その洞窟に忍び込み、財宝を手に入れて家に帰りました。

アリババがお金持ちになったのを知って、大金持ちで強欲なアリババのお兄さん(カーセム)が、宝のありかをアリババから聞きだして、その洞窟に入り込むわけですが、その財宝をたくさん持ちだそうとしたところ、財宝に目がくらんで我を忘れてしまい、洞窟の扉を開ける呪文を忘れてしまうわけです。

あせったカーセムは、いろいろな呪文を唱えます。

「開けトーモロコシ」、「開け大麦」・・・岩戸は開きません・・・。

そこに盗賊が帰ってきて、お兄さんは八つ裂きにされて殺されてしまいます。

アリババはそれを知って、岩屋からお兄さんのバラバラになった死体を持ち帰って、仕立て屋に縫い合わせてもらい、お葬式をしたのです。

盗賊たちは、隠れ家に帰ってみると遺体がないので、もうひとり呪文を知っている者がいることに気づきます。

そこで、盗賊の手下たちは呪文を知っている者を捜索するわけです。

そうしてバラバラ死体を埋葬したという家を突き止め、チョークで門に印をつけて帰ります。

ところが、賢い女奴隷のマルジャーナがその印に気づき、これはおかしいと思って、近所の家にも片っ端から同じ印をつけていきます。

その目印を目当てにやってきた盗賊たちは、どの家にも同じ印がついているので、どれがアリババの家だかわからなくなってしまいます。

もう一度、印をつけても同じことが起こるのです。

そこで盗賊の頭は、とうとう自らがアリババの家を突き止め、瓶のなかに手下を潜ませ、自分は油商人に扮装してアリババの家を訪ねます。

そこでも盗賊の正体を知ったマルジャーナは、煮立った油を注いで手下を殺し、宴会中に剣舞によって盗賊の頭を殺してしまうのです。

盗賊たちを全滅させたアリババは、盗賊団の財宝を手に入れて、それを貧しい人たちに分かち合って、死ぬまで幸せに暮らしました。

・・・というお話なのですが、絵本には、アリババの家の扉に印がついていて、それに気づいて、全部の家に印をつけている挿絵があったり、壷に隠れている盗賊とそれを見つけるマルジャーナの挿絵があったり、ドキドキハラハラの物語の展開です。



少年少女用の物語の趣旨としては「強欲はいけませんよ。正直に、分かち合って生きましょうね」ということかもしれません。


実は、この物語は「千夜一夜物語」(アラビアン・ナイト)の第十三夜のお話です。

http://amazon.co.jp/o/ASIN/400114090X/oshoartunity-22/ref=nosim

子ども時代の愛読書「アラジンの魔法のランプ」「船乗りシンドバッド」などもこの「千夜一夜物語」のなかのお話なのです。

この「千夜一夜物語」というのは、父親の書斎にあった世界文学全集のなかのタイトルにあって、思春期になんとなく惹かれつつも、上下二段の細かい文字で書かれてあるのを見て、ついに読むことはありませんでした。

「千夜一夜物語」というのは、大人の読み物でもあります。

妃に裏切られたため、すべての女性を憎むようになったササン朝ペルシアのシャフリヤール王が、国の若い女性と一夜を過ごしては殺していたのを止めさせるため、大臣の娘シャーラザットが、妹のドンヤザードの助力を得て、千一夜にわたってさまざまな話を聞かせる、という構成です。

夜ごと一夜妻を殺し続けるシャフリヤール王。
その夜伽《よとぎ》に選ばれた才女シャーラザットは、「明日の晩はもっと面白い話があります」「こんな話もあります」と言って、一夜ずつ身の破滅を逃れていきます。



まさにシャーラザットが、自分の命をかけて話した物語。

物語の内容は千変万化。ファンタジーあり、恋愛譚あり、悲喜劇あり、人情話あり、猥談あり、悪漢・盗賊ものあり、歴史物語あり、寓話あり・・・いつしか千一夜にもおよぶ一大物語集になります。

健康なエロティシズムと、強靭な精神にあふれたイスラム世界への最高の案内書、ということです。

アリババの話に戻りますと、盗賊からとはいえ、アリババも財宝を盗んだのだから、アリババも盗賊ではないのか? という疑問もわきますね。

これに関しては、アリババは、「これはアッラーのお恵みで、盗賊たちが不当に得た財宝を、我々が正当に使うようにとくださったのだ」と言って財宝を持ち帰っていることになっています。

でも、これはイスラム世界が、アメリカに言いそうな言葉でもありますね。

現在の宗教戦争やテロの論理がこんなところにあるのかも・・・と思うと、なかなか考えさせられるお話でもあります。

さて、以上が「開けゴマ(オープンセサミ)」の言葉の背後にある起源についてのお話でした。

オーラソーマの理解、ボトルの名前の理解にも、さまざまな文化的背景があります。

オーラソーマは、もともとはイギリスの発祥ですが、ヴィッキーさんはオーラソーマは「新しい革袋のなかに古いワインを入れたようなもの」と言う背景には、そういう西洋の文化的な背景もあるということを知っておくことも有益です。

現在、オーラソーマが日本のものになるためには、日本の新しい皮袋に入れる必要があります。

それはともかく・・・

では、これがB83番のボトルとどう関係あるのでしょう? というのが、このボトルについてのオーラソーマのお話です。

それはまた次回に。

えたに 記

☆B083 Open Sesame(オープンセサミ)のボトルは、こちらに詳細が掲載、ご購入いただけます。

https://artbeing.com/aura-soma/equi/B083.html

 

Twitterボタン