「東北地方太平洋沖地震」に直面して、今できること

この度、三陸沖を震源とした超巨大地震,「東北地方太平洋沖地震」において、想像を絶する多大な被害と多くの人々がその犠牲となって亡くなられました。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方々とご遺族の皆様に対し、ご冥福をお祈りいたします。
知人、友人の中にも被災されたり、行方がわからなかったり、安否が気づかわれる人もおられるかと思います。
それらの人々のことを思うにつれ、その悲しみや怒り、絶望感を感じ、こころが痛みます。
同時にまた、このような災害の中にあって救助に活動されているみなさんの努力やその家族の方の思い、被災地で助け合い、精一杯生きておられる姿にも心うたれるものがあります。
このような非常事態の中では、普段体験することのない状況に出会い、そのような状況の中でも多くの感動するできごとや、いろんなことを深く考えさせられることにもなります。
原子力発電の事故は今回直面している大きな問題でもありますが、その中にあっても「死んでも爆発させない」という言葉を残した作業に当たっている方がいるという話を聞くと、まさに使命に生きる、ということの意味を考えさせられます。
このような災害を目にすると、生と死との境いうのは、それほど確かなものではない、ということがよくわかります。
生きているとはいっても、それは薄氷の上を歩いているようなもので、いつその氷が割れて死の淵に落ちるとも限りません。
自分が今やっていることに対して、死んでもやりきるという使命を持ってやっているのかということの覚悟が問われます。 今の自分の命はなんのためにあるのか、今やるべきことは何なのかと。
地震発生から3日目に半分倒壊しそうな家から救出された老人の映像がありました。 深刻で不安げな報道陣の問いかけに、3日後に救出されたとは思えない元気な姿で、「チリ津波も体験しているから、大丈夫です」「また、再建しましょう」という明るい声に、敗戦後ここまで日本を再建してきた日本人の魂を見た思いがしました。

チリ津波といえば1960年。 「被害が大きかった岩手県大船渡市では53名、宮城県志津川町(現南三陸町)では41名、最大で6mの津波が三陸海岸沿岸を中心に襲来し、142名の死亡」しています(wikipedia)。
規模こそ比較になりませんが、奇しくも今回の被災地と同じ場所です。 おじいさんの再建魂はこういう経験にも基づいているのでしょう。 でもそんな被災地にありながらのおじいさんの笑顔とひとことが、どれだけの勇気と感動を多くの人々にもたらしたことか。
YuTubeにはこんな映像が掲載されています。 世界の人々の日本の人たちへの祈りです。 We Are The Worldの歌と世界の人々の祈りの映像。 世界の人々の祈り、願い、それらの気持ちが一つになって伝わってくる、とても感動をもたらしてくれる映像です。 ぜひ見てくださいね。

「私たちは日本とともにいます」JAPAN WE ARE WITH YOU 「私は日本とそのすべての人々と一緒です」 「日本のために祈ります」PRAY FOR JAPAN 「愛を持って祈ります」May Love and Peace To Japan. Pray for Japan! I love you guiys!! がんばって!! 「あなたたちは一人じゃない」You’re NOT Alone. 「日本頑張れ!」Japan, Be Strong! 「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。  今回は国連が全力で日本を援助する」(国連) 「友情と同盟関係は揺るぎなく、日本の国民がこの悲劇を乗り越える上で、立場をともにする決意は強まるのみだ」(アメリカ合衆国 オバマ大統領) 「地球最悪の地震が世界で一番準備され訓練された国を襲った。その力や政府が試される。犠牲は出たが他の国ではこんなに正しい行動は取れないだろう。日本人は文化的に感情を抑制する力がある」BBC報道
世界の人々が今どのように日本に注目しているのかがわかります。 今日本の一人一人がどのように行動していくかが問われています。
今、プラサードとアルヴィナが来日していますが、彼らに対する安否のメールとともに、彼らが日本にいることを知ると、必ず日本の人たちへの愛とサポートの言葉が寄せられているようです。 それだけ世界の人たちは今の日本、そして日本の人たちに注目しています。
「アインシュタインの言葉」というものがあります。(真偽には賛否両論がありますが)
「近代日本の発達ほど、世界を驚かしたものはない。 この驚異的な発展には、他の国と異なる何ものかがなくてはならない。 果たせるかなこの国の、三千年の歴史がそれであった。 この長い歴史を通して、一系の天皇をいただいているということが、今日の日本をあらせしめたのである。 私はこのような尊い国が、世界に一カ所位なくてはならないと考えていた。 なぜならば世界の未来は進むだけ進み、その間幾度か戦いは繰り返されて、最後には戦いに疲れる時がくる。 その時人類はまことの平和を求めて、世界的な盟主を挙げねばならない。 この世界の盟主なるものは、武力や金力ではなく、凡ゆる国の歴史を抜き越えた、最も古くまた尊い家柄ではなくてはならぬ。 世界の文化はアジアに始まって、アジアに帰る。 それはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない。 吾々は神に感謝する、吾々に日本という尊い国を、作って置いてくれたことを」
この言葉を誰が言ったのかということや真偽は別にしても、今そのことが日本に問われているといえるのかもしれません。
「神(存在)は私たちに克服できない試練は与えない」という言葉もあります。
「チャレンジは,それを克服するときにはギフトとなる」というのはオーラソーマのコンサルテーションでの2番目のボトルの解釈で学ぶことです。
今は、それぞれの人々がそれぞれのチャレンジに直面しているともいえるでしょう。 そのチャレンジを克服してギフトとしていきたいものです。
        そしてツイッターではこのような投稿が流れているようです。 http://mshn.jp/r/?id=03ld163548 http://digi-6.com/archives/51705677.html
        私も同じような体験をしました。 災害時における日本人の対応やマナーには驚くべきものがあります。
私は地震があった時は三浦半島の三浦のホテルでサトルボディーヒーリングのトレーニング中でした。
9階のセミナー会場での揺れは、建物が崩壊するのかと思うほどのかなり大きなものでした。 長かった地震の揺れが止まって間もなくしてすぐに避難勧告が出て、建物内の人たちはホテルの目の前の広場に集合することになりました。
しかし外は寒く、毛布などをホテルから支給されはしたものの、このまま日が暮れるとこれではもたないな、と思ったころホテルの誘導で本館に入るように指示がありました。
三浦半島全域でほとんど 停電。ガスもストップ、水道も断水。電車も不通。 ホテルでも宿泊の責任は持てないということで、宿泊はできない、という方針が通告されました。
とはいえ電車はストップしているので、帰れない人たちはロビーや広間やキッチンで一晩を過ごすことになりました。 日が暮れたあと、ホテルでは停電の中おにぎりを支給されただけで、部屋には帰れず、部屋に戻る人は自己責任。 ほとんどの宿泊者は広間やロビーや食堂に雑魚寝でした。
このような状態でも誰ひとり声を荒げて抗議する人もなく、全く平静で穏やかに対応されていました。
もっと驚いたのはコンビニです。 すでに日が暮れ、ホテルの対応は間に合わないかもしれないと考え、参加者の食料と電気を確保しようと思ってすぐにコンビニに走ったのですが、おにぎりなどの食料品はすでになく、懐中電灯なども売り切れ。 真っ暗な中で長蛇の列。 レジでは若い女性のスタッフの人たちが自分たちの携帯の電気をたよりにメモ用紙で計算。
とにかく一時しのぎにでもと思い、食べれそうなものを買って並んだのですが、その真っ暗な中、並んでいる人たちは普段通りのおだやかな会話が交わされて、誰一人割り込みもせず、全くの通常と変わらない様子。 これは1月にインドを体験した後だったので、長蛇の列に並んだときには割り込みでいつまでたっても前に進まないインドでは考えられないことでした。
また、参加者で健康上問題のある人たちはこのような場所で一晩過ごすことは無理なので、とりあえず鎌倉のユニティに一時退避させることにしました。 途中道路の信号機も停止で街頭もなく真っ暗な道。 海沿いの道路は津波を警戒して通行止めになっていて、あちこちで渋滞。 そんななかでも誰ひとりクラクションを鳴らすでもなく、ところどころ警官が誘導する姿があっただけで、まさに平常そのもの。 これもいつもクラクションを鳴らしながらでないと道路を走れないインドとは大違い。
また鎌倉のオフィスに戻ると、そこでも電車がストップしていて帰れないスタッフの人たちが宿泊していることがわかりました。 そこで健康に問題のある参加者の宿泊を確保すべく、いつもはオーラソーマのコース宿泊者に紹介している近くの鎌倉ソサイティに宿泊を依頼したところ、一部屋を確保してくれた上、なんと驚いたことに「こんな状況なので宿泊費は結構です」と無料での宿泊を提供してくれました。 そのうえ朝食まで無料提供してくれたのでした。
災害時には携帯も通話不能で、交通も食料もトイレもままならない状況の中での体験。 まさに 「地球最悪の地震が世界で一番準備され訓練された国を襲った。  その力や政府が試される。  犠牲は出たが他の国ではこんなに正しい行動は取れないだろう」 ということを身を以て体験しました。
このような中で、私たちに何ができるのでしょうか?
        現在、プレオープン中の「カラーダイアリー」に以下のようなメッセージがありました。
「福島の友人のプラクティショナーから連絡がありました。  既に以下の内容で、twitterにはツィートしてあるそうです。
 @yuumi_amano 「オーラソーマ・ティーチャーおよびプラクティショナーの方々へ。 変色して使用しなくなった、ブルーのボトルを後日寄付ください。 わたしが窓口になります。しかし、まだ余震が来ていたり、宅配便も機能していないのでまだ送らないでください。よろしくお願い致します」  3月13日 10時33分
http://twitter.com/yuumi_amano/status/46745574598377472   彼女の郡山市安積町のサロンはすべてのモノが壊れ、ボトルも割れている状態で、友人の家に避難しています。 地震の数日前に、たまたまハートレスキューをポーチに入れていたそうで、友人とシェアしたところ、とても助けになったそうです。
ブルーのボトルだけでなく、ピンクやコーラル、オレンジなど、助けになりそうだと感じるボトルがありましたら、皆さまの判断にお任せします。 なるべく多く集めることで、広範囲の方に配ることができると思います。
その他、シーウィードミネラルバスやホワイトポマンダーなどは、汚染除去に効果があると思われますし、ポケットレスキューやオレンジやコーラルのポマンダーなど、お使いになっていないものがありましたら、寄付をお願いできますでしょうか?」

以下、彼女の想いです。
「今すぐではありませんが、後々、落ち着いてから、福島の人たちに、ブルーのボトルを配りたいのです。 もちろん、大規模な配布までは無理でしょうが、集まった分を、一家族につき一本など、わたしの供給できるルートを通して、特に小さいこどものいるご家庭や若い世代を中心に配布したく思います。
現在の所、福島へは宅配便を送れる状況ではありませんので、ひとまず私宛に送っていただければ、手配先などが整い次第、まとめて送ろうと思います。 また、後日、直接送っていただける方は、連絡先をお知らせしますので、メールをいただけますでしょうか?
皆様それぞれ、クライアントさんや生徒さんが被害に遭われている方も多いと思いますし、独自のサポートをお考えのことと思いますので、もし、ご賛同いただける方がいらっしゃいましたら、ということでメールいたしました。 どうぞ、よろしくお願いいたします。
Love&Light Masami (有)Angepasse http://angepasse.com/ e-mail:color1@angepasse.com 」

        「今、ミクシーのオーラソーマのコミュで、空に虹をかけるというイベントをやっています。 オーラソーマのプロダクトを使っている人たちが、受講生もプロダクトだけを使っている方もみんなが、被災地への愛と光と祈りを届けています。オーラソーマの可能性を再確認しました。 よかったらチェックしてくださいね」 http://mixi.jp/view_event.pl?id=60747822&comm_id=2283808         また、マイク・ブースからは以下のメッセージがありました。
「オーラソーマファミリーの沢山の皆様が、この時点で何をするのがベストだろうかと考えています。 ザルツブルグで教えている間、また今日から新しいグループと森の中でのコースをスタートしましたが、多くのメッセージを受け取り、個人レベルでお返事(対処)をしました。 私が推薦するのは、シーウィードミネラルバスとホワイトポマンダーを頻繁に使うことです。 プラス、フィジカルレスキューを首の後ろと甲状腺の上に塗ることが大きな助けになります。 これらの製品と、B26及びオレンジポマンダーに関しては、情勢が落ち着くまで日本向けの出荷を優先します。 Love & light」
        昨日は、和尚アートユニティで主催しているスクール、ユニティインスティチュートでも来日中のプラサードとアルヴィナによる電話テレクラスでのハート瞑想の会がもたれました。
その参加者から以下のような感想がありました。
「今日のテレクラスは、本当に助けられました。 原発に対するかなりリアルな恐怖で自分がセンタリングできていないのが分かっていましたし、今までのガイド瞑想の中で、気が付いたら考え事をしていたという回数が一番多かったです。 いろいろなことを考えてしまいました。 しかし、アルヴィナとプラサードのガイドでもう一度センターに戻ることができただけでなく、プラサードが不死のものに触れるようにガイドしてくれたとき、中心に今までに触れたことがないような広大なスペースを感じることができました。 それが不死のスペースなのかわかりませんが、その深さにたどり着くのには、このプレッシャーが必要だったように思います」
今私たちは外側での未曾有の災害とチャレンジに見舞われています。 外側での最善の対応がなされるべきことは緊急課題であり、避けることはできません。 しかしもうひとつ忘れてはならないことがあります。内なる次元です。 ハートのスペースです。
私たちは肉体を持ち、その物質次元での制限の中に生きています。 と同時に不死なる次元、「生まれることもなく,死ぬこともない」次元があります。 その中心に定まって対応することが大切です。
ヴィッキーさんはそれを「大いなるガイドは内側にあります」という言葉で表現しています。
ユニティインスティチュートでは今後は、今の日本の状況に鑑みてハート瞑想の機会をそれを必要とする人たちにも提供していくことを計画しています。
和尚アートユニティとして今提供できることは何か、ということを考えながら、できるだけのサポートを提供していきたいと考えています。
長くなってしまいましたが、今私たちに求められているものは正確な情報に基づく的確な行動です。
外側の状況に対応するとともに内側も忘れないように、中心に定まって行動していきましょう。
今ここでの私たちの対応と行動が明日の日本、世界の未来を作っていくのですから。
尚 記
     
Twitterボタン Twitterブログパーツ