はじめてのオーラソーマ No.072 2017.06.13
みなさん、こんにちは。
えつこです。
今日もメルマガ「はじめてのオーラソーマ」をお読みいただき、ありがとうございます。
今回は第72号、ぱりさんの「お悩み別 ご相談コーナー」です。
前回のテーマ、「受け取る」はいかがでしたか?
まだお読みでない方は、ぜひこちらをチェックしてみてくださいね。
今回のテーマは、「抑圧」についてです。
私たちの生命はエネルギーがあります。
そのエネルギーを「どのように使うか?」が、人生を大きく左右します。
エネルギーを抑え込もうとする力と、エネルギーのまま進む力。
それは、ブレーキを踏むのとアクセルを踏むのに、どこか似ているように思います。
両方を一度に行おうとすると葛藤が生まれますね。
そうして、どうしていいかがわからなくなって、フリーズしてしまう・・・なんていうこともあります。
そのバランスについて、なにかヒントになるかもしれません。
それでは、ぱりさんの「お悩み別 ご相談コーナー」を、どうぞお読みください。
ぱりさんの「お悩み別 ご相談コーナー36回目:【抑圧】
あなたの最初の記憶はいつごろの記憶ですか?
人によって多少の差はあるでしょうが、
私たちはある年齢以前の記憶を持っていません。
たとえば、3歳より以前の記憶・・・。
ほとんど何も思いだすことができません。
そのときは幸福だったのか、不幸だったのか?
何も覚えていません。
記憶に必要な物語の素地、
感情を分泌する人格的素地がまだないのでしょうね。
え、でも赤ん坊は泣くんじゃないの?(?_?)
あれって、感情の表現でしょ?
いえ、あれは生命体の不満の表現です。
私たちの感情表現とは別のものです。
お腹が空いたとか、お尻が気持ち悪いとか
ただその内的状態を表現しているだけです。
笑いかければニコニコ笑って答えるでしょうし、
脅せば、泣きだすかもしれません。
あるいはじっと何かを見ているか、
そうでなければ眠っている。
種もしかけもない、見たとおりの内面なのです。
この状態が幸せです。
ところが、それから大きくなるにつれて、
褒められたり注意されたり
いろいろあるべき姿を教えられます。
人間に成るためにはそれは避けられません。
やがて赤ん坊から幼児になると、
すべての表現が見たとおりの内面とはいかなくなります。
あれ、この児、何か考えてる?
というふうになってくる。
つまり、幼児の表現には
何か当人の演出が加わってくるのです。
演出を加える当人という人格ができつつある。
外側の表現と、その内面の間にギャップができてくる。
まあ、すこし、不幸がはじまるわけです。(*^_^*)
内的状態そのままを表現していては
人間社会を生きていくことはできません。
「自分」とか「自分のもの」が出てきた以上、
人間社会のルールを覚えなくてはならない。
自分のオモチャに手を出した他の子に
いつまでも殴りかかってばかりでは
社会生活を営めるようになりませんから。
というわけで、
自分の内的状態のそのままの発露を
抑える必要が出てくるわけです。
この抑えられる可能性のある
内的状態そのままの発露を「感情」と言います。
「感情」とは
すべてそのまま表現するわけにはいかないものです。
だから、私たち大人は全員
自分の感情を抑圧することを覚えています。
では、その抑圧された感情はどこへ行くのでしょう?
消えてなくなるのでしょうか?
いえ、そううまい具合にはいきません。(*^_^*)
それは未発現の感情エネルギーとして、
嫡出子として認知されなかった表現エネルギーとして、
身体のどこかに蓄積されます。
痛みの記憶として脳のどこかに、
あるいは流れの滞りとして循環系のどこかに、
あるいは筋肉のこわばりとして身体のどこかに。
身体は内面状態の表現の器なので、
内面状態と外的表現の一致が幸福です。
内面状態と外的表現の乖離が不幸です。
そして、その乖離が大きくなりすぎると
身体は生命体として破綻します。
感情の「抑圧」は必要悪ですが、
限度もあるというわけです。
まあ、できることなら、
抑圧しなければならないような感情が
生成されない内的バランスが望ましいわけです。
難題ですよね。(*^_^*)
だから、赤ん坊に戻ることが、
人間のゴールになるのかもしれませんね。
というわけで今回は、
オーラソーマ辞書で、
【抑圧】というキーワードを検索してみました。
これはヒットした数が多くなかったので、すべてを掲載できます。
もし、【抑圧】に関して
下のキーフレーズで何か思い当たる言葉があれば
参考になさってみてください。
怒りをたくさん抑圧している
メインテーマ:愛の真のパワーを目覚めさせる。ケアしたい欲求。
「怒りをたくさん抑圧している」とは、そういう状態の克服に向けて人をサポートしようとするエネルギーということです。
自分と人生の潜在力を抑圧している
メインテーマ:過去の叡智の心からのコミュニケーション。新しい革袋のなかの古いワイン。
「自分と人生の潜在力を抑圧している」とは、その状態の克服に向けて人をサポートしようとするエネルギーということです。
みなさん、いかがでしたか?
「抑圧」というと感情や気持ち、闇といった見たくないものに蓋をする・・・そんなイメージがあるかもしれません。
生きていないものに蓋をすると、ますますその中身は腐っていきます。
腐るどころか、まわりに悪臭を放ってしまうこともあります。
でも、本来の私たちはもっと自由で、エネルギーは常に流れています。
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