今日、私の大きな夢がひとつ叶った。
19歳だったあの日の私に
10年経った私は言ってあげられる。
≪諦めない先に私の見たい景色は必ずあるよ≫
オーラソーマと出会って十数年。
レベル1をはじめて受けた私は、まだ19歳だった。
人生経験も圧倒的に少なくて、
経験から見る色彩の理解は
当時の私にはとても難しかった。
看護学生だった私。
実習で直接患者さんへ触れさせてもらう
機会も増えてくるなかで、
薬だけじゃケアしきれない「何か」
それを痛感する毎日だった。
薬だけじゃ治せない「何か」が、
いつもそこにはあって
それが患者さんの苦しみや病気に
つながっていること。
それを、どうしてあげることもできない。
その苦しさに何度も悔し泣きをしてた。
「何もしてあげられない」
その無価値感や絶望感、
不甲斐なさや悔しさ。
私のなかにはいつもそれがあった。
でも、はじめて受けたコースのなかで
私は、私のなかにある
決して揺るぐことのない
「光」を見つけることができた。
薬だけじゃ治せない何かを、
ケアしたり癒したり、救ってあげることが、
オーラソーマのボトルがあれば、
それができるかもしれないと
学生ながらに私は思ったんだ。
その次の日だった。
コースのはじめの瞑想のなかで
イルカが私を神殿に連れていってくれて、
そこには大きな綺麗な噴水があって。
ヴィッキーさんが出てきて
湧き上がる噴水のなかから私にひとつ
ボトルを両手に包み込んで渡してくれた。
≪貴方にならできるでしょう?≫
そう言って笑っていなくなった。
私の小さな心の声が、
「オーラソーマを医療現場に届けたい」
そう言った。
当時はできるわけないと思った。
やり方もわからない。
やってる人もいない。
誰もお手本にいないのに
自分にできるわけがないって。
働くようになって
その心の声は霞むばかりだった。
看護師になって数年、
組織の一部として働く役割や立場。
いろんな制限や「こうあるべき!」が、
私のなかの自由やフィーリングを
完全に蝕んで奪っていた。
ずっとその制限のなかで
見ないように聞かないように
気づいていないふりをしてきた
私の揺るがない「光」と心の声。
今までずっと見失ったことのなかった
自分自身。
それが完全に見えなくなっていた。
そのとき、はじめてやってきた。
「私は誰なんだろう」
「私は何のために生まれてきたんだろう」
それが見えなくなるまで、
見失うまで私は私自身を
遠ざけていたことに、そのときやっと気づいた。
そして、
いつか聞いた
≪自分を思いだしたい人、いらっしゃい≫
ヴィッキーさんのその声が、
完全に私を呼んでいた。
「今、やらなくちゃ」
私の何かが、ほんとうにそう言った。
私は、私をほんとうの意味で思いだしたかった。
そして、私は私のやるべきことが
もっと何かある気がして。
それをちゃんと知りたくて。
そこからは、ほんとうに早かった。
すべてのオーラソーマのコースを、半年で再受講した。
新型コロナの病棟で働きながら
今現実で起きていることを
ほんとうに間近で見て感じて、
何が必要か、何をするべきか。
そのとき本気で思った。
あのころ、小さな心の声が言っていた、
「オーラソーマを医療現場に届けたい」
そして今日、やっと少し形になった。
たった7本のボトル。
でも、とても大きなことだった。
このボトルたちと、朝チューニングすると
ボトルたちは全員
「ちゃんとわかってるよ」
すべてのボトルたちが、そう言ってくれた。
そして、もらったスペースに
セッティングしてみると
人がたくさん集まって
みんな各々好きな色やボトルについて
自然に話しはじめてくれた。
私の夢が、ひとつ叶った瞬間だった。
まだ私もうまく伝えきれない。
でも、その何か伝えきれないほどの
ボトルたちを見て
みんなが目を輝かせて
「きれい! 欲しい~!」
「どうやって使うの?」
「これは何~!?」
「これはどういう意味なの~?」
みんなちゃんと知っていた。
そのボトルが何か知らなくても、
どんなものなのか、わからなくても
自分の内側にある輝きを・・・。
涙が出そうなくらい嬉しかった。
ほんとうに、ほんとうに、
この世界はみんなが美しい光だと
心底感じた瞬間だったから。
みんながそれに気づきはじめたら、
もっともっと、この世界は明るく輝いて
きっと患者さんをもっともっと
いろんなレベルで救えるはず。
私たち医療従事者も、
もっと自分という存在を愛を持って
感じることができて
ケアすることが相手にとって
どんなに助けになっているか。
その尊さに気づける。
ケアをすることは、
光を分け与えるということ。
私は今日、ほんとうにそう思った。
分け与えられるだけの
光を自分に見いだすには
自分を、ほんとうの意味で
ケアしなくてはできないこと。
私に与えられた使命そのものだね。笑
でも、それでどれだけの人を
救うことができるだろう。
どれだけの人を愛と光で包んでいけるだろう。
オーラソーマからの学びで、
私にとっていちばん大きな気づき。
それは
「救えない命があっても救えない魂はない」
ということ。
あらゆるレベルで救うことができる。
つながることができる。
それは何かが見えるとか
特別な能力があるとか、そんなことじゃなくて
私たちが私たちでただあることを
認めて許して何者でもなく
ただ自分。
そこにたどり着いたとき、
はじめてできる、たったひとつのこと。
この世でいちばん尊い、
「手当て」という救いの手。
いつでもその実践者で、
あり続けられるように
これからもっともっと多くの人に、
このオーラソーマを分かち合っていけるように。
そしていつか、
ほんとうに、当たり前に
このボトル達が病院と呼ばれる場所に
置かれるようになって
その人をケアすることに役に立つ。
そんな日が来ることを願って。
今日は、ひとつ夢が叶った記念日。
高橋光希 記
高橋光希(たかはしみづき)プロフィール
中学1年のときに亡くなった祖父がお世話になった看護師さんの姿を見て看護師を志し、神奈川歯科大学短期大学部看護学科卒業後、現在まで看護師として働いています。
オーラソーマと出会ったのも中学生。
当時、叔母がオーラソーマを自宅サロンでやっており、キラキラした物があるからと招待してもらい、コンサルテーションを受けたのが出会いでした。
オーラソーマのコースをはじめて受けたのは高校3年生の時でした。
そこからこのシステムの素晴らしさを学び、知って体験していくうち、「いつかオーラソーマを医療現場に届けたい」その思いが、私がオーラソーマを学んでいく理由になりました。
今は看護師のかたわらオーラソーマを使って、身近な人方のケアを少しずつしています。
クリスタルのコースなどもいくつか受講し、クリスタルとボトルと繋がるワークが私はいちばん好きで。
オーラソーマの“自分を思い出したい人いらっしゃい”
私もこの言葉に導かれたひとり。
奄美大島の海を泳いでるとき、ふとヴィッキーさんからそれを言われた気がしました。
これから多くの人に、オーラソーマを目にして、知って、そして自分の輝きを通してその人がその人らしく輝いて生きていく。
そんな世界になることを願って、このオーラソーマを私は医療現場を通して広げていけたらと思います。
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