https://artbeing.com/aura-soma/equi/B021.html
ヴィッキーさんのメッセージは「愛への新しいはじまり」
「愛を与えることと受け取ることが、ここに表れています。
グリーンはハートチャクラの色、ピンクは無条件の愛の色なので、この組み合わせは、ほんとうに深いレベルの愛を宣言しています。
それで私たち一人ひとりは自分を大事にし、自分の限界を超え、人類に対する神の愛を表現することができるのです。
この愛には限界がありません。魂は自由を得、今や持てる力をじゅうぶんに発揮するときが来たのです。
それは新しい人生のはじまりであり、所有欲のある愛はここには入り込めないのです。
そんな愛はスペースを脅かし、愛の受け手は息苦しさに身悶えすることでしょう」
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』ヴィッキー・ウォール著 より
https://artbeing.com/cd_book/aurasoma1/BKJ02.html
タロットでは、ウエイト版は「世界(The World)」
月桂樹の枝で作った輪のなかに、裸の女性が赤い布を螺旋状に巻き、両手にバトンを持っています。
四隅には運命の輪で描かれていた4元素の象徴であるライオン、牛、鷲、人が描かれています。
クロウリー版では「宇宙(The Universe)」
なにか細い網のような輪のなかで、大きな蛇の頭に右足を置き、裸の女性がエジプトの知覚の神ホルスの目から出ている鎌を右手に、空間に漂っている感じです。
蛇は陰陽のマークのようにS字型に網の輪を縦に区切っています。やっぱり四隅には4元素の動物がいます。
これらのカードは大アルカナの最後のカードです。
22枚の大アルカナのカードは、人生のさまざまな状況や時期において、誰もが体験する主な人生のレッスン、人間のスピリチャルな学びの体験を象徴的に表しているとされています。
「フール(愚者)」からはじまった旅は、ここでひとつの完結、霊的な旅の終わりを迎えるわけです。
ウエイト版の「世界」では、裸のあるがままの姿でいながら、世界のすべての要素が彼女をサポートしているようです。彼女は勝利の月桂樹の輪のなかにいるのです。
クロウリー版の「宇宙」では、宇宙のすべての要素とともにありながら、宇宙とひとつであり、宇宙と戯れているような感じです。 個人の自我が存在の全体とひとつである地点にやってきたようです。
「フール(愚者)」では、すべての要素を持ちながら、それらに無自覚に生きていました。 しかしここに至り、ホルスの知覚の目はすべての要素に気づいています。 裸の少女は、すべての幻想を切り裂く鎌を手にしています。
自分が世界と分離しているというのは幻想であることに気づいたとき、彼女はあるがままでいて、世界とひとつとなり、存在のすべての要素と戯れているのです。
禅の十牛図を思いだします。
尋牛。
自己を探し求める旅に出るわけですが、あれだけいろいろな探求をしたあげく、返本還元、すべてはもともとすでに自分のなかにあったことに気づくのですね。
そして、10番目の絵で、布袋さまのような人が酒瓶を持って現れるのです。
すべては、あるがままでよかったのです。
すべてのマスターや聖者は、そのことをいつも説いてくれているのですが、私たちはいつも今のままの自分ではだめだと思い、自分を比較し、自分を嫌い、自分を愛せないでいるのです。
でも、それらは自分で探求し、自分で気づくまではしかたないのです。
オーラソーマやタロットは、色や図柄のイメージを通して、その探求と気づきを助けてくれます。
えたに 記(2004,11/27)