オーラソーマ豆知識
B091 ハートのフェミニンリーダーシップ の巻
先述の通り、本日はおとめ座満月です。
今回は、上下がおとめ座カラーのオリーブグリーンのボトル、B091 ハートのフェミニンリーダーシップについて、少しご紹介しましょう。
メイン テーマ:聖霊への信頼。生きるという愛の本質の中にある楽観的希望。
希望をもたらし、新しい決断の可能性に気づかせてくれます。
ある種の恐怖症や隠れた恐怖に効果があります。
人生に歓びを見出すことができるように、ゆとりとスペースをもたらします。
もっとリラックスしたいとか、ゆったりしたいと望んでいる人をサポートします。
上下ともオリーブグリーンのボトル。
このボトルが、オーラソーマの中で、初めてオリーブグリーンとして現れた色です。
もっとも、オリーブグリーンは、カラーローズではイエローとグリーンの中間の色ですので、7番のゲッセマネのボトルの色(上がイエローで、下がグリーン)を混ぜるとオリーブグリーンになりますので、オリーブグリーンがなかったわけではありません。
ボトルの名前は「ハートのフェミニンリーダーシップ」。
フェニミンというのは、英語で、女性的な、女性らしいというような意味なので、女性らしいリーダーシップ、というのがその意味になります。
では、オリーブグリーンがどうして「女性らしいリーダーシップ」という意味になるのでしょう?
というか、そもそも女性らしいリーダーシップって、どういう意味でしょう?
それには、オリーブグリーンの意味をまず考えていくのが助けになります。
オリーブグリーンはイエローとグリーンの中間の色です。
イエローというのは第3のパワーチャクラと関連し、「個」であること、「我(個人)の意志」、パワーなどを表すのに対して、グリーンは第4チャクラのハートのセンターと関連し、ハートで他の人たちのことを感じ、思いやることと関連しています。
また、チャクラでいうと、イエローの第3チャクラは男性エネルギー的で(男性エネルギー_つまり男性が得意な領域がプラスで、女性エネルギーが
マイナス)、グリーンのハートのチャクラは女性エネルギー的で(女性エネルギー_つまり女性が得意な領域がプラスで、男性エネルギーがマイナス)
という特性があります。
ですから、イエローからグリーンの中間にあるオリーブグリーンは、イエローの個であることから、グリーンの他者といて、他人を思いやり、調和をとっていくことのプロセスにあるといえます。
リーダーシップでいうと、イエローは男性的な「俺についてこい」的な、ゴーイングマイウェイ的な、個人の意志とパワーでリードするリーダーシップといえそうですが、オリーブグリーンは、イエローにグリーンが混ざることで、チームワークとして、みんなの意見を尊重しつつ、調和をとりながら
みんなをリードしていく、というようなリーダーシップとなっていきます。
現代は競争の時代から共生の時代というように言われていますが、「女性的なリーダーシップ」というのは、まさにそのような時代を反映したリーダーシップといえるのではないでしょうか?
国で例えれば、アメリカはまさにイエローの国で、個人のパワーでのリーダーシップが尊重され、CEO一人で平社員の100倍も千倍もの給料をもらったりしていますが、日本ではグリーン的で、チームワークが尊ばれ、リーダーはよりチームの人たちが能力を発揮しやすいようにリードしているような感じですね。
それが、ボトルのメッセージである「リーダーシップの女性的な側面を伸ばす」ということであり、ハートの教訓でもあるわけです。
ハートのフェミニンリーダーシップ。
何やらわけのわからないような言葉の中にも、色の言語の意味が横たわっているのです。
このボトルの生命の木に対応するタロットカードは「死(Death)」です。
カードを見ると、裸の女性が白馬にまたがっている。。。
これが「死」とどういう関係があるのでしょう?
タロットの死のカードといえば、普通は(ライダーデックやクローリーのタロット)死神が大きな鎌を持った図が一般的です。
でも、オーラソーマのタロットは優しい図柄になっていますが、「死」についてのカードはこのカードになります。
今回の91番のボトルは、13番のボトルのリターンジャーニー(帰還の旅)になっていますので、死を克服して、蘇っていくことを表しています。
もともと「死」で象徴されるのは、ひとつの物事の終わり。
そして新しい物事の始まりです。
13番のボトルが「新しい時代の変化」という名前がついているのは、そういうところから来ています。
つまり、この死のカードは、新しい物事がやってくることができるように、ひとつの物事が終わる行為、あるいはそのプロセスを象徴しています。
死があることで、古いものから自由になって、新しいものへと移り変わっていくことが可能になってきます。
今の時代というのは、そういう時代ですね。
変化はいつの世にもありますが、今という時はまさにそういう時代のシフトの時です。
生は変化のプロセスです。
ひとつの肉体から次の肉体への移り変わり。
それは出来事においても、関係性においても、すべてのことにおいて変化はあるわけなので、その準備をしておくことは大切で、それを否定的に考えるのではなく、次の新しい段階に向かって歩む、そういう時期であることのメッセージです。
では、このオーラソーマの「死」のリターンジャーニー(91)の白馬にまたがった裸の女性は、どういうことを表しているのでしょうか?
カードの下半分には、半身裸の女性が右と左に分かれて描かれています。
カードの左の女性の半身は胸を、カードの右半分はお尻を見せています。
これは回転扉を通って、左から出て(前景)、右側から退出していっていることを表しています。
つまりは裸で生まれて、裸でこの世をさっていくっていうことですね。
生まれてくるときも、死ぬときも、裸一貫です。
この世で得たものは、何も持っていけないのですね。
裸で生まれて裸で死んでいく。
あなたは、そのときどうしますか?
その現実を知ったとき、あなたはどのように今を生きていきますか?
ということが、問われています。
そしてカードの中央には鳥が2羽、描かれています。
そこでは虹色の翼の不死鳥が炎の中から飛び上がり、白い鳩に変身しています。
不死鳥は死のプロセスにおける変容と、より高次の姿への再誕生を象徴しています。
不死鳥は、カードの下の川の流れの中からわき上がっている炎と煙の中から飛び立っています。
それは生という川の流れの中の人生の要素が炎や煙となって、変容の要素になっていることを表しているようです。
そしてそれらの人生の要素が変容して、今や白馬へと変身し、裸の女性が悦しげにまたがっています。
死の恐れはなくなって、喜びにあふれているようです。
女性の右手は、感情の象徴でもある月に触れています。
感情を克服したのでしょうか。
新月の新たな始まりを表しているようです。
あなたにとっての死とはなんですか?
そして、どのような復活を遂げていくのでしょうか?
このカードのキーワードは、過去の灰から不死鳥が蘇る。
ひとつの扉が閉じて、別の扉が開く。
あなたはまもなく、新しい冒険へと導く、ワクワクするような絶頂を体験するだろう
ということを表しています。
「アートビーング通信」より