オーラソーマ豆知識
B105 大天使アズラエル の巻
先述の通り、本日はさそり座満月で、さそり座カラーはコーラルです。
ということで、今回は上下コーラルのボトル(厳密に言えば、上層はイリデセントコーラルですが)である、B105 大天使アズラエルを少しご紹介しましょう!
メイン テーマ:深い洞察、エクスタシー、高揚。
遺伝構造に内在しているカルマの種の理解の感覚をもたらします。
自分の内側の最も深いレベルにある男性性と女性性が一つになる、内なる合一の感覚をもたらします。
二元性を超えて、過去と同様にひどく分離感を恐れることを克服していく助けとなります。
今回のボトルはコーラルのボトルになりますが、上の色にはマイカとTitanium dioxide が入っているので、表面にシルバーないしゴールドに見える粉末のような膜で覆われているように見えます。
このコーラルのボトルについて知るときには、87番のペールコーラルのメッセージも参考になります。なぜなら薄いペールの色は、その色の意味を強めるので、基本的な意味には共通するものがあるからです。
またこのボトルについて考えるにはチャクラの位置とカラーローズでの色の位置、第一チャクラのレッドと第二チャクラのオレンジの間の色であることから、チャクラマンとカラーローズからも多くのヒントが得られます。
コーラルというのは愛の知恵、内側に愛を見いだす知恵、という意味があります。
外側に愛を求めるのではなく、内側にあるのだということを見いだしていくこと。
またオーラソーマのタロットのメッセージから、自分の投影に気づくというテーマもあります。
自分が周りの人たちに投影していることは、実はそれは自分の内側にあるのだということに気づいていくということでもあります。
このボトルの天使の名前「アズラエル」というのは、「イズラーイール」とも言われ、コーランに出ていて、イスラム教の天使論における主要な4人の大天使の一人で、死の天使とされています。
ヘブライの伝説で「アズラエル」として知られ、名前の意味は「神が助けるもの」。
「天使と精霊の辞典」(原書房)によると次のように書かれています。
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天使イスラーフィールが魂に命を吹き込むのに対して、イズラーイールは呼吸を奪い去る。物書きは、想像力の領域から考えを「奪い去って」、それが物質界に落ちてくるようにすると考えられ、イズラーイールは書くことと結び付けられている。
大宇宙のレベルでは、イズラーイールは人間の魂を代表している。彼が世界から魂をとり去り、神の許しのところへ運ぶと、魂はより高貴な姿になって並べられる。
この観点から、イズラーイールはいい知らせを運んでくると考えられている。
なぜなら彼は魂が霊的な完璧さに近づくのを手伝っているからである。
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魂はアズラエルを見ると「恋に落ち」、じっと見ていると、誘惑されるように体から魂が抜かれてしまう_のだそうです。
イスラム教の天使論では、アズラエルはラファエルの別の姿、とされているようです。
ちなみにイスラム教の天使論における主要な4人の大天使というのは、ムハンマドにコーランを口述した天啓の天使ジブリール(ガブリエル)、イスラエルの民の保護者ミーカーイール(ミカエル)、最後の審判の日に角笛を吹きならすイスラーフィール、そして死の天使イズラーイール(アズラエル)とされています。
このコーラルの色は海の珊瑚に象徴されるように、非常に繊細な女性的なセンシティビティを表しますが、オレンジの第二チャクラとレッドの第一チャクラの中間の色でもあります。
オレンジは感情の領域であるとともに、充足、満足を表すので、このコーラルは自分自身を受け入れ、愛する慈愛(レッド ピンク)に満たされた女性性をイメージしますね。
したがって、このコーラルは女性的な受容性質を表し、女神のエネルギーとも考えられています。
チャレンジとしてみたときには、オレンジの感情がレッドの肉体に蓄積されやすい傾向があるかもしれません。
特にコーラルは下腹部と関連するので、その領域にストレスがたまりやすい傾向があるかもしれません。
それはともかく、このタロットの図を見ると、そのコーラルのメッセージが図として表されているわけですが、コーラルがキリスト意識としての意味があるように、両手に聖痕があるところを見ると、キリストの映像もダブって見えます。
横に広がる地平線は女性の顔が描かれ、母なる大地を象徴しています。
大天使アズラエルの翼は虹となり、山の姿がマントのようになっています。
タロットでは、背後に山が描かれることが多いですが、これは意識を象徴しています。つまりこの人物は覚醒した意識を持ち、虹色に輝いていることが象徴されています。
虹というのは新しい始まりと可能性、そして許しを象徴しています。
ここにはコーラルのもつ女性性、女神としてのエネルギーが象徴され、自分自身に内在する女神に意識をもたらし、覚醒していくことが象徴されているようです。
コーラルは、オレンジとともにショックアブソーバーとして使われることがあります。
感情が肉体に及ぶようなショック、体に影響するような恐怖やリアクションを生じているときなどに用いられたりもします。
それは人種と遺伝の系統の中にあるショックや、差別の問題を癒すこととも関連します。
また、コーラルは投影の問題とも関連しているので、自己に内在する影に取り組むときには有効なボトルです。
マイクのメッセージにあるように、
「自分の内側にあって、私たちが無視している、今まで否定され、ノーを言って抑圧している何かと関連しています。
このボトルは、ヒーリングの機会と、影に取り組むことで全体になる機会を与えるでしょう。
そして新しい洞察と理解、存在の新しい至福が私たちに訪れるかもしれません」
自分の影の側面に意識をもたらし、光を当てることで、その影はポジティブなエネルギーに変容し解放されます。
抑圧するために使われていたエネルギーが開放され、虹色の光となって輝くのです。
そのためには、ハートの意識の光が鍵となることが示されています。
キリストの聖杯は、ハートの中に輝いているのです。
「アートビーング通信」から