岩木香織さんより「仙台で色彩で心を癒す場所を～クラウドファンディングへの挑戦」目標達成のお知らせ

岩木香織さんより「大切なものを失った人が多い仙台で
　　　　　色彩で心を癒す場所を作りたい」
　　　　　　　　～クラウドファンディング目標達成のお知らせ

こんにちは、岩木香織です。

最初に、前回のメルマガを読んでご支援、応援メール、ＳＮＳや口コミでプロジェクトを広めてくださったみなさま、そしてこの機会を与えてくれた和尚アートユニティのみなさまに、心から感謝の気持ちを申し上げます。

ほんとうにありがとうございました。

みなさまの温かい応援に支えられて、『大切なものを失った人が多い仙台で　色彩で心を癒す場所を作りたい』プロジェクト、無事に目標達成することができました。

プロジェクトの募集期間は７月後半から８月末までの約１ヶ月。

まさに怒涛のごとく駆け抜けた２０１７年の夏でした。
https://readyfor.jp/projects/colour-happiness888

プロジェクトの内容は、仙台市内にボトルをディスプレイできる路面店を作り、オーラソーマ（R）を知ってもらい、誰でも気軽にセラピーを受けることができる場所を作りたいというものでした。

このプロジェクトを立ち上げた当初は、「あったらいいね」程度の夢物語のように聞こえていたかもしれません。

しかし、夢を具体的に言葉にし、クラウドファンディングという形で実行に移してみると、自分の想像をはるかに超えた共感と応援が寄せられました。

今回のプロジェクトを通して、私がいちばん学び、得た宝は「人とのつながり」です。

ＳＮＳというツールは賛否両論ありますが、地方に住む個人から発信した想いが、瞬く間に世界中に住む知らない人たちへと届く現代ならではのエネルギーの伝達方法だと思いました。

ＮＹやカナダに住む、お会いしたことのない友達の友達も記事をシェアしてくれました。

まさにターコイズの質を活かすということを経験したように思います。

そして、最初は気づきませんでしたが、私のなかのコーラルの質も一緒に育まれていました。

プロジェクトを発信するにあたり、「私」という個人の経験をありのままにさらけ出し、ＳＮＳというツールに乗せて不特定多数の人たちへ伝えました。

誰しも自分の想いを、ありのまま表現することに抵抗があるのではないでしょうか。

しかも自分を知らない人から、どんな反応が返ってくるか不安だと思います。

私も同じでした。

個人情報が悪用されるのではないか、誹謗中傷に負けないでね、成功しなくてもすごいことだと思うよ・・・ときどき心配するお声もいただきました。

しかし、そのような声を聞くたびに、それは私のなかにはない恐れであることにも気づいていきました。

そして、フォーカスしているものが人それぞれ違うという気づきでもありました。

フォーカスしているものが違うから、実際にプロジェクトのはじめから終わりまで周囲が心配するような出来事は起こらず、反対にすばらしい出会いの連続と、奇跡と思えるようなサポートがたくさん訪れました。

私が気づかないだけでマイナスな面も起こっていたのかもしれませんが、「私はたくさんの愛に包まれていて感謝でいっぱいだ。この喜びを多くの人と分かち合いたい」という思いに溢れ、個人のちっぽけな恐れを払拭していました。

俗にいう、良い意味の勘違いと言えるのかもしれません。

すべてのサポートを通して、私はオーラソーマを愛する人たちに流れる愛を感じ、その側面を素直に受け取る経験をしていたのだと思います。

このメルマガを通しても、私はすてきな人たちに出会い、それは一生の宝になると思います。

プロジェクトをはじめなければ人生でクロスすることも無かったであろう、お会いしたことのない多くの方々から、それぞれの想いをいただきました。

自分を信頼できなくなりそうなとき、不安が心にスペースを広げそうなとき、いただいたメッセージに何度も目頭が熱くなる経験をしました。

物質的な支援と同じくらい精神面での支援を受け取っています。

最初は自分の想い中心でプロジェクトを発信していましたが、いつしか応援してくれる方のためにも夢を叶えたいという気持ちに変化していました。

依存ではい、“誰かのために”という心の底から湧き起こる感情は、心のカップから愛が溢れてくるような感覚でした。

辛いけれど、やれる。
やれることをやったら、あとは流れを信頼するのみ。

そんな気持ちでプロジェクトと向きあっていたら、最終日の前日に目標金額を達成することができました。

そして、プロジェクトを達成してからもチャレンジの連続でした。

市内中心部、小さな坪数の物件、期間限定店舗、かぎられた予算。

問い合わせ、訪問した不動産、すべて良い回答が得られませんでした。

そのなかで紹介された数少ない物件は、どれもひと月の家賃が桁３つ・・・途方にくれながら最後に訪問した不動産。

いろは横丁という昔ながらの飲み屋さんや若手の起業家達が小さな店を構えるサブカル的な横丁街のなかに、その不動産屋はありました。

現在のサロンから目と鼻の先にある場所なのですが、それまでまったく存在に気づかなかったのが不思議です。

最初は、いつものごとく丁寧にお断りされましたが、あとがない私は、持参したイクイリブリアムボトルを机に並べ主旨を説明しました。

はじめて会った不動産屋の男性にプレゼンしたのです。
今思うと、だいぶせっぱつまった雰囲気を醸しだしていたと思います。

男性は少しの間、頭を抱えながら考えていた様子でしたが、次の瞬間「横丁内にある店舗を趣味で使用しているような知り合いがいるから、短期間貸してもらえないか聞いてきてあげるよ」と、どこかへ消えてしまいました。

そして、戻ってきたかと思うと「貸してくれるって言うから、さっそく物件を見にいきましょう」と内覧へ。

横丁内にあるその店舗は、入口全体がガラス張りになっていて、ボトルをディスプレイするにはできすぎた理想の店舗でした。

その場で大家さんにも紹介してもらい、ボトルを取りだして再プレゼン。

大家さんは２件隣で鶏肉屋をきりもりする笑顔の素敵な女性でした。

その場でとんとん拍子に話は進み、半年間店舗をお借りすることができるようになりました。

その瞬間、思わず涙が流れてしまいました。

物件が決まるまでは現実世界で修行させられた感じですが、最後のこの出来事は、まさか？！　と思うほど、神がかり的に流れが変わり、自分の力の及ばないところでクロージングされたような感じがします。

契約期間は１０月１６日～４月３０日です。

内装工事なども含めて、１０月２１日（土）に店舗オープンの予定です。

仙台をはじめとする東北各地の必要な方に、ひとりでも多く、身近にオーラソーマを知ってもらい、心軽やかに過ごす時間を持っていただけると嬉しいです。

ほんとうの謙虚さは、うしろに下がるのではなく、前に出てやらせてもらうことだと思います。

このプロジェクトをきっかけに、誰かの心のなかにカチッと火がつくとそれはすてきなことだと思います。

応援してくださった日本全国、世界中に住むみなさま。

ぜひ、これを機会に仙台に足を運んでいただけると幸いです。

横丁内にある味のあるサロンに、ぜひ遊びに来てください。