やさしくわかるオーラソーマ

第八章 生命の樹

「生命の樹」とは?

「生命の樹(Tree of Life)」は、旧約聖書の創世記でエデンの園の中央に植えられたとされている木です。

そしてこの生命の木の地図は、その木のリンゴを食べた罪でエデンの園から追放されたアダムとイブが、もとの楽園に戻るために神から与えられた地図なのだとも言われています。

「生命の樹」はユダヤ人(ヘブライ人)の神秘学カバラと深く結びついていますが、オーラソーマではそのような宗教的な色彩のものとして教えることはしません。

オーラソーマは魂を映し出す鏡であり、イクイリブリアムは「意識の鍵」として使用しますが、その文脈のなかで「生命の樹」を見ていきます。その場合、「生命の樹」はあなたの魂を見いだすための意識の地図としてみていくことになります。

イクイリブリアムボトルとこの「生命の樹」や「タロット」との関連は、オーラソーマレベル3コースで学びます。

そこでは「生命の樹」はタロットともにイクイリブリアムボトルの意味を読み解く手がかりともなりますが、逆にボトルは「生命の樹」やタロットを読み解く鍵として見ていくことになります。

イクイリブリアムボトルは現在99番までのボトルが「生命の木」と対応しており、100番~106番のボトルも生命の木との対応が様々な角度から検討されている途上です。

伝統的には「生命の樹」は宇宙に働いている原理を客観的に表した図式だと言われています。

「生命の樹」が根本的に表現する真理は「すべてはひとつ」ということです。

ただ、この図には、そこに至る多様な視点や原理や過程が表現されています。

その意味で、この図には意識の全諸相が包含されているとも言えます。