やさしくわかるオーラソーマ

第二章 チャクラとオーラ(サトルアナトミー)

チャクラ
オーラ
チャクラマン
第一チャクラ
第二チャクラ
第三チャクラ
第四チャクラ
第五チャクラ
第六チャクラ
第七チャクラ
サトルアナトミー
インカーネショナルスター
ソウルスター
アーススター
チャクラを開く

チャクラ


チャクラというのは人間のエネルギーセンターのことを言います。サンスクリット語で車輪、という意味ですが、それは人間のエネルギーセンタの様子を言い表しています。


チャクラマン


それは人間意識の変容のための実践的な地図でありガイドとして有益です。

それぞれのチャクラ(エネルギーセンター)にはそれぞれのエネルギーの質と色があるとされています。

ただ人間にはいくつのチャクラがあるか、ということに関しては諸説がありますし、それぞれのチャクラにどの色が対応し、どこに位置するのか、どのような機能があるのか、ということについても説が分かれています。

一般にはヨガの見地としての7つのチャクラが有名ですが、オーラソーマでは8つないし9つのチャクラがあると考えています。3つと考える説や5つと考える説などもあります。

これらのチャクラは言ってみればものごとを理解するための地図のようなものであると考えるのがいいかと思います。地図と実際の現地とは異なります。しかし地図は現地に行くためのガイドとしての役割があります。それと同じように、チャクラという地図を手にしながら、実際には自分の感覚でそれを体験していくことが大切です。いろいろなチャクラの概念には惑わされないことです。

それらは肉体の器官のように解剖して目に見えるわけではありません。しかしエネルギーとして感じられ、見ることができるものです。ヨギたちはその瞑想や修行の中で実際にそれらのチャクラのエネルギーの動きを見て、感じることができたので、それらの体系が出来上がっています。

現在の最先端の物理学でも、最終的にはすべてがエネルギーであるという理解に到っています。そういう意味では人間をエネルギーとして見るヨギの見地ないしチャクラの理解は大切です。

オーラソーマの色のエネルギーを理解する上においても、このチャクラの理解は欠かせないともいえます。

オーラソーマのそれぞれの色はそれぞれのチャクラの色に対応し、そのエネルギーのバランスを取るように作用していきます。

現在、チャクラに対する関心は次第に高まっており、世界中でますます多くの人々がチャクラの全潜在能力の実現に関心を持つようになっています。

チャクラは理論的なものにとどまらず、肉体の特定の場所に位置する実際のエネルギーセンターであり、望む人なら誰もが感じ、視覚化し、体験することができます。

このを実際に体験し発見してみたい人にはチャクラ・ジベリッシュ瞑想CDが有益です。

チャクラ・ジベリッシュ瞑想は、あなたが自分のチャクラを発見し、その体験を深めるのを助けることができます。これによってあなたの自分自身に対する理解は大きく拡大でき、過去何世紀にもわたって人々がしてきたように、自分の人生を変容できるようにさまざまな価値ある洞察をあなたに与えます。

オーラ


オーラというのは人間の肉体をとりまくエネルギーフィールドです。身体の回りにさまざまな色のエネルギーとして見えたり、感じることができますが、実際にはそれぞれのチャクラに対応しているとされています。

生き生きしている人のことを、あの人のオーラが輝いている、というような言い方をしますね。

実際にはそのオーラはチャクラのエネルギーがスピンすることによって形成され、それぞれのチャクラに対応したオーラが身体の内側から外側にまで輝き出すことによって、身体を取り巻くエネルギーとして見ることができます。

ですから、オーラはそれぞれのチャクラに対応したエネルギーの層であり、チャクラと同じエネルギーの質と色を持っています。

7つのチャクラで見る場合は、7つのチャクラに対応した、7つの層のオーラがあることになります。

この層に何色のオーラが輝いているか、そしてその透明度、色の組み合わせ等を把握することにより、 現状のあなたの置かれている状態や、あなたの持つ特性、性質等をよりいっそう理解することが出来ると言われています。

オーラソーマの創始者ヴィッキー・ウォールは、少女の頃から自然にオーラを見る能力がありました。

ヴィッキーは、オーラソーマのボトルを選ぶ人は、自分のオーラにあった色のボトルを選ぶ傾向があることに気づき、そのことから、その人の選んだボトルから、その人の人生の使命や目的、特質や才能など、その人のエネルギー状態を診断していくことのできるシステムを見いだしていきました。

それが現在におけるオーラソーマのカラーシステムの基礎となっています。

オーラソーマは、イクイリブリアムは身体につけることによって、それが皮膚から浸透し、血液やリンパ腺を経由して内分泌腺、そしてそれに対応するチャクラへと影響し、そこからオーラへと影響していきながらエネルギーのバランスを取っていきます。

ポマンダーは主に肉体から数センチ離れた電磁場の領域のオーラに作用して、保護として機能します。

クイントエッセンスは主に肉体から数十センチ離れたエーテル体からアストラル体に作用してインヴォケーション(祈りとしてそのエネルギーのエッセンスを導きいれる)として機能します。

現在の科学では、ソビエトの科学者がキルリアン写真によって人間や植物のエネルギーを撮影することに成功していますが、オーラソーマの作用は、そのキルリアン写真によっても確認されています。

チャクラマン


チャクラマンというのは、オーラソーマで発行している教材用のポストカードです。どの色がどのチャクラの領域に対応するかをわかりやすく図柄として表すことによって、色とエネルギーの関係の理解を助け、オーラソーマのボトルを身体のどの部位につけていけばよいかがひと目でわかるようになっています。

チャクラマン

オーラソーマのイクイリブリアムボトルを、身体のどの部位につけるかは、そのボトルの上の色ないし下の色、あるいは振って混ぜた色が、そのチャクラの色の部位に対応するところに、前後左右にぐるりとつけるとよいのです。

第一チャクラ

このエネルギーセンターは、背骨の基底、骨盤の中心にあります。

第一チャクラはグランディング、大地とのエネルギー的なつながりを表します。

それは、物質生活を生きていくうえでベーシックな物質的な必要と自立する能力、つまり生活とお金の扱いに対する実践的アプローチをに関連しています。

このチャクラのエネルギーは現実的、物質的な資質を持ち、それにはレッドの色が関係します。

このチャクラの課題は、生存に関する恐怖、性的問題、物質的、肉体的欲求、そして肉体的な活力です。

発達年齢は1歳から8歳。

土の元素と関連します。

第二チャクラ


このチャクラはへそのすぐ後ろにあります。

このセンターは感じるための感性、感情、官能、快楽を提供します。

このセンターを介して、私たちは他人とのつながりや親密さを感じます。
一人であることと、他人と融合し、溶け合うこと。
社会とのつながりや社交性、社会性の発達とも関連します。

関係性の問題、感情的また幼少時の問題、情緒のバランスはこのチャクラに関係があります。
他人に依存すること。あるいはものに依存することとして中毒や嗜好癖などが関連します。

オレンジの色がこの第2チャクラに関係します。

発達年齢は8歳から14歳。

水の元素と関連します。

第三チャクラ


第三チャクラは太陽神経叢の領域にあります。

胃のあたりの領域であり、消化と関連します。

そのエネルギーは個人の意志と力の感覚。権力やパワーの問題。個人の人格形成、個性化と関連します。

このチャクラは行動指向であり、自分がユニークな個人であることを主張するのを助けてくれます。

無為と行為とのバランス。
統合性がこのチャクラへの鍵です。

このチャクラにある問題のいくつかは、過剰制御、挫折、支配、権力闘争、葛藤です。

この第三チャクラにはイエローの色が関係します。

発達年齢は14歳から21歳。

火の元素と関連します。

第四チャクラ


第四チャクラは胸の中心にあり、ハートセンターと呼ばれます。

愛、同情、受容、共感、慈愛は、ここで自然に発生します。

他のチャクラのエネルギーが変容して調和するのは、このセンターを介してです。
このチャクラが開いていくことで、自然と他のチャクラも開き、バランスが取れてきます。

第四チャクラは沈黙して動かず、空っぽな無時間の空間、広大なスペースへの戸口です。

私たちが平安を体験し、人生の困難のさなかで中心を保っていられるのはこのスペースの中です。
あるがままであること、あるがままを許すこと、感謝、シンクロニシティ。

ハートセンターに関係する問題には、愛を与え愛を受け取る能力と、自己受容、があります。

この第四チャクラにはグリーンの色が関係します。

発達年齢は21歳から28歳。

風の元素。

第五チャクラ

このチャクラは喉の中心にあります。

これはコミュニケーションの能力、創造的表現のあらゆる側面と、自己表現、自分の人生の創造に関係します。

私たちの信念構造はこのチャクラにあり、それが私たちの感情や考え方、人生への対処の仕方に影響します。

このチャクラの問題のなかには、選択肢が足りないという思い込み、コミュニケーションと自己表現の困難、創造性の妨害、考えすぎがあります。

この第五チャクラにはブルーの色が関係します。

発達年齢は28歳から35歳。

空の元素と関連します。

第六チャクラ



このチャクラは頭の中心、額の眉間の内側にあって第三の目につながっています。

私たちが人生の表面下にあって不明瞭なもの、目に見えないものを見てとり、自分と他人と人生の状況をあるがままに見て、深く洞察する明晰性と視力を持つのはこのチャクラによります。

直感と内的ヴィジョンはこのチャクラに関係します。

このチャクラの問題のなかには、視野狭窄、非明晰性、過剰な白昼夢と空想癖があります。

この第六チャクラには、ディープブルーが関係します。

第七チャクラ


第七チャクラは頭頂にあります。これはしばしばクラウンチャクラとも呼ばれます。

私たちが生の全体とつながるのは、このチャクラによってです。

それは全体との一体感を与え、人格を超えた存在の感覚を与えます。

このチャクラの問題は、生命からの分離感と疎外感です。

パープル/ホワイトの色がこのチャクラに関係します。

サトルアナトミー

「サトルアナトミー」というのは「微細解剖学」というふうに訳されますが、一般にはオーラなどの肉体を取りまいているエネルギーフィールドやチャクラのような主要なエネルギーセンターのことを意味します。(その機能や人生への影響などの詳しいことは書籍「サトルボディヒーリング」をご参照ください。)

サトルアナトミー

オーラソーマシステムではカラーローズに見られる12色の基本的な色があり、それらの色はそれぞれ主要なエネルギーセンターと関連していますが、さらに加えて、微細なエネルギーセンターとして三つのスターを提唱しています。

カラーローズとスター

これらはヴィッキー ウォールやマイク ブースの臨死体験等の個人的体験に基づいたオーラソーマ独自の見解に基づいています。

三つのスターは、ソウルスター(マゼンタの領域)、インカーネショナルスター(ゴルドの領域)、アーススター(レッドの大地の領域)があるとされています。私たちは、もともとはこれらの三つのスターの側面を合わせもった存在であり、ソウルカラー、あるいはソウルレイ(魂の光線)と呼んでいる色のフィールドに包まれて存在しているとされています。

それが受胎の瞬間に三つのスターに分離して存在することになります。その構造がオーラソーマの三つのスターのサトルアナトミーです。

詳しくはサトルアナトミー小冊子「オーラソーマカラーケアシステムの見地から見た人間のサトルアナトミー(微細解剖学)」をご参照ください。

インカーネショナルスター

私たちは肉体に生まれる前には、バルド(中有ともいう)という、肉体から独立した意識の状態にあるとされています(バルドについ ては「チベットの死者の書」に詳しく記載されています)。

そして父親と母親の精子と卵子が出会ったときに、強烈なエネルギーの爆発が起こり、私たちの意識はその光に引き寄せられて、受胎します。

そのときインカーネショナルスターが真のオーラの中に形成されます。その真のオーラはちょうどおなかのあたり(おへそから指2本分上で指2本分奥に入ったあたり)にあり、ゴールドの領域にあり、クルミ大の大きさだとされています。インカーネショナルスターにはその人がこの人生に生まれてきた人生の目的、使命、資質や才能、その人の本質、潜在能力が含まれているところとされています。

その真のオーラの色がオーラソーマでは第一番目に選んだボトルの下の色で現されるます。

マゼンタのソウルスターのエネルギーが下へと降りていき、ターコイズのアナンダカンダを活性化し、そのインカーネショナルスターにつながるプロセスをユングは「個性化のプロセス」と呼んでいます。

ソウルスター

ソウルスターは受胎した瞬間に、私たちの頭上、(ディープ)マゼンタの領域(オーラソーマでは第8のチャクラともされる)に存在します。そこにはその人の過去のすべて、未来のすべてが含まれています。私たちのあらゆる進化、宇宙の進化のすべての情報がこのアーカシックレコードに含まれていると言われています。

そして人が生まれてくるときに、その人は今生での人生を生きていく特定のページを選んで生まれてきます。それはブループリントととも言われ、インドでは、そうした記録が菩提樹の葉に記載され、アガスティアの葉と言われていたりします。

そのブループリントには、この肉体にやってくる前に私たちのガイドたち、マスターたち、教師たち、友人たちとの間で合意したことが詳細に書かれてあるとされています。そしてそのブループリントに書かれてあることを成就しはじめ、その可能性に開いていくとき、そのソウルスターにつながり始めます。

アーススター

受胎の爆発のときに、インカーネショナルスターとともに、足の下に位置するところにアーススターが入ってきます。アーススターにはこの転生におけるこの惑星上での私たちの運命のプログラムが記録されているとされてます。

私たちが完全に意識的にならない限り、完全に自己実現しない限り、このあらかじめプログラムされた人生を生きることになります。それはこの肉体に生まれる前に合意した場所です。日本に生まれてアメリカやヨーロッパに訪れたりするのも、アーススターにあらかじめプログラムされているからなのです。

アーススターとの結びつきが深くなると、その大地に根づき、私たちの運命が成就されていきます。そして自分がふさわしいときに、ふさわしい場所にいて、ふさわしいことをしているというシンクロニシティが起きてきます。

私たちがこの肉体を持ってこの地球に生まれたという責任を受け入れ、アーススターと結びつくことで、この大地で、今何ができるかということに意識的になり、そうすることでソウルスターにあるページのメッセージが理解できるようになっていきます。

グランディングしていくと同時に、ソウルスターから少しずつ情報とエネルギーが流れ始め、アナンダカンダセンターを通ってハートが開いていきます。

「なぜ私はここにいるのか?」「何のためにここいいるのか?」「私のすべきことは何か?」「この地上での私の運命は何か?」というという問いへの答えは、ハートのエメラルドの窓を開くことによって得られます。

存在の中心にある、私たち自身であるスターに呼吸することで、インカーネショナルスターはアーススターとソウルスターとの統合をもたらし、ゆっくりとハートのエメラルドに光をもたらします。

チャクラを開く

生のあらゆるものはエネルギーでできています。

思考や行動、フィーリングも、そのすべてがチャクラのエネルギーの表現です。

私たちにはチャクラと呼ばれる7つのエネルギーセンターがあって、私たちの生活の中できわめて重要な役割を果たしています。

それらのチャクラのエネルギーが開いて流れているとき、私たちは自分のユニークな素質とつながり、自分や他人や自然のすべてと調和した方法で自分自身を表現することができます。

第4チャクラ、つまりハートチャクラは、私たちのエネルギーシステム全体の中心ですが、胸の位置にあります。

ハートチャクラの下に3つのチャクラが、上に3つのチャクラがあります。

第4チャクラは、他のチャクラのエネルギーを調和させバランスを取っています。

そしてハートチャクラを開いていくことが、他のチャクラを開いていくための鍵になっていきます。

「チャクラを開く」ことについての詳細はこちら