オーラソーマ・インタビュー
「カウンセリングの技術」ラハシャ博士
ラハシャ博士 無理強いしない

良いカウンセラーの主要な特徴の一つは、その存在のあり方であり、どのスペースから、いつそのコンサルテーションを行うかということです。

カウンセラーがそのクライアントを変えようと思ったり、あるいはそのクライアントが間違っている、悪い、となんらの形で思った瞬間、「無理強いする」ということが起こります。

おそらく、「ただ」エネルギーのレベルでしかないかもしれません、しかし、私たちも知っているように、エネルギーは非常に強力に作用します。

セッションにやってくる人は誰も、それがカウンセリングであろうと、オーラソーマのコンサルテーションであろうと、自分が悪いと感じたり、無理強いされたいとは思っていません。

ですから、ラハシャはまずカウンセラーの存在のあり方に多くの注意を向け、セッションを始める前に、そのコンサルタントが、今ここにいて、ジャッジメントしないで、ハートにとどまる、という瞑想的なスペースを見いだすことができるようにします。

オーラソーマは「無理強いしない魂のセラピー」ですので、クライアントが自分のボトルを選び、自分の処方箋を見いだすとき、このアプローチは、そのコンサルタントの気づきと瞑想性を通して、サポートとなります。

私たちはみんな無理強いされることに対してアレルギーを起こしています。子供のときから、もちろん愛という名においてですが、どれほど無理強いされたきたことでしょう。

たいていの私たちの教育は自分を変えること、進歩させること、何かになること、に連動していました。

「何かになること」が主な病気(diesase)になり、「あること」(Being)が忘れ去られました。

ほんとに心の奥深くで自分は悪いんだという思いこんでしまっています。

そして自分には価値がないんだとしばしば感じます。それだけでなく、しばしば自分のエネルギーに対してさえ無理強いし、操作し、内側のより深い智恵に耳を傾けようとしません。

ヒーリングは、私たちが愛に満ち、こころを開いて、配慮し、無理強いしない環境の中で、自分は誰かということを発見するスペースを持ったときにのみ起こります。

もし庭師に忍耐がなく、苗床の植物に無理強いして、その植物をもっと早く成長するようにとひっぱりはじめたらどうなりますか?結局は、根と茎を分離させてしまい、その植物を枯らしてしまうことになります。

ではこの場合、無理強いしないとはどうすることでしょう?いい庭師になるにはどうすればいいですか?  それは良い環境(十分な光と太陽光、いい土壌、適切な量の水、そして適切な肥料と愛に満ちた世話をする態度)を整えれば、その植物は自分でヒーリングしながら成長していくのです。

ではどうすればいい環境を提供できるのでしょうか?


ハートにセンタリングする

西洋では、ほとんどの人は頭に中心を置いて、合理的なやり方で人生の問題を解決しようとしています。

オーラソーマのすばらしいところは、私たちは色にたいして、直感的にそれを選びますから、その性質上合理的なアプローチだけでは対処できません。

しかしそのボトルの解釈は無理強いないし知的であることはできます。

私たちが自分のハートセンターにコンタクトするようになり、この愛と受容性のエネルギーフィールドに触れると、全部の雰囲気が変わります。

私たちが恋に落ちたり、ハートに感動を受けたとき、どれほどの高いレベルのエネルギーと気づきがやってくるか経験したことがあるでしょう。

ラハシャは長年に渡ってそのハートセンターとワークしてきた経験があり、より深い知性と直感のセンターとしてのハートに結びつくためのいろんな簡単なやり方を発見しました 。

ハートのスペースには多くの層があり、その中心は純粋な空っぽです。

それはほんとうに簡単で直接的です。

簡単すぎて変容のためのハートのパワーを見逃してしまっているのです。


リラクゼーション

ラハシャは内なるくつろぎと動作に気づきをもたらすという状態からカウンセリングを教えていきます。

私たちがリラックスしたときにのみビイング(Being)、在るという状態、が起こります。

それはちょうどアインシュタインが風呂につかってリラックスしているときに相対性原理を発見した、その状態です。

リラックスしてオープンになっているカウンセラーは自分の直感と繋がりやすくなっています。 醒めてくつろいでいる状態ではものごとが自然に起こり、そのセッションがいきいきしてきます。


瞑想と空っぽさからワークする

瞑想は西洋では、しばしば熟考することとか観察することと混乱し、誤解されています。

このトレーニングではラハシャは参加者が自分の「内なるスペース」に触れるようになるのを助けるためのさまざまの異なった瞑想を紹介します。

西洋ではこういうことはあまりなじみがなく、瞑想の恐怖とはこの内なる空っぽさの恐怖であるばあいがほとんどです。

いずれにせよ、私たちはこのスペースにもっとなじむようになり、そうすることでそのセッションの間、その瞬間瞬間に自発的に応答できるようになり、クライアントがカウンセラー自身の精神的偏見の犠牲からすくわれます。

カウンセラーの待つことができ、自分自身の中にくつろぐことのできる能力は、空っぽになるギャップがあるとしても、そのセッションにより深いレベルをもたらします。


シンクロニシティ

ラハシャはこれまでシンクロニシティ(共時性)の現象を探求し、それを自分のトレーニングのなかでも教えるすばらしいやりかたを見つけました。

シンクロニシティをオーラソーマのセッションを例にとってみると、クライアントとカウンセラーが自然とハーモニーの中に入り、あるレベルで一つとなり、両者の洞察が同時に起こり、智恵とセッションにマジックが加わります。


トランスミッション

マイク・ブースのコースに参加した人なら、このトランスミッションとよぶ現象に気づいたと思います。

私たちがノートを取ったりマイクが言っていることを理解しようとしているとき、頭の中がごちゃごちゃになりながらも、何か内側がもっともっと光で満たされ、明晰になり愛に溢れるようになっていきます。

マイクはあるエネルギーの波動を伝達し、みんながそれを知性よりも深いレベルで捉えるからです。

同じ経験は他のオーラソーマのティチャーとの間でも起こったことがあるでしょう。

カウンセリングスキルもトレーニングでも、参加者がそれに気づき、自分自身の内側でそのエネルギーの状態を利用することを助けることで、ラハシャはトランスミッションを通してワークする可能性についても紹介していきます。


言葉のパターン

ドイツ語では「森に呼びかけると、同じように森は答える」という言い方があります。

ですから人々に話しかけるとき、もちろんセッションにおいてもですが、どのような言葉を使っているのかということに気づくことがとても大切です。

使う言葉は伝達したいスペースと一致している必要があります。

しかも無理強いしないで、許していくものでなければなりません。

このトレーニングでは参加者が簡単で効果的に表現できるようになるために、言葉によるコミュニケーション、NLPとヒプノシスの基礎を教えていきます。


問題に気づく

コンサルテーションやカウンセリングセッションで最も大切なことはクライアントの問題が何かを見つけだすことです。そうすることで何を見ていくかを明確にし、どこにヒーリングが起こりうるかを見ていきます。

もしクライアントが混乱していたら、それがたいていの場合だと思いますが、でなければセラピストのがわから助けを探し出す理由はそれほどないでしょうから、カウンセラーにとってはそれを確認しクライアントの問題を明確にするのは非常に大切です。

私たちも知っているように、例え自分の問題を知っていても、それにどうアプローチすればいいのか、あるいはどうすれば解決できるのか分からないことがしばしばあります。

ラハシャは一歩一歩自分の問題に関して気づきをもたらしていきます。
1.そのことに気づいているか
2.そのことにイエス、ないしノーを言ってるか。受け入れているか。
3.自己同一化しているか
4.そのことに責任をとっているか、あるいは犠牲者になっているか
5.その問題は投影の一部か、他の人、関係性のあるパートナーも含むか
6 この生でこの問題を作り出した過去生の記憶を持ち運んでいるか


心理的問題をエネルギーパターンの気づきにする

現代物理学者はすべてのものがエネルギーであると気づきました。物質でさえエネルギーなのです。

オーラソーマは色、植物、貴石のバイブレーションを通してエネルギーとワークします。

どうして心理的問題も微細解剖学のエネルギーパターンとしてみれないことがあるでしょう。

セラピストとしての教育をうけてきたラハシャははじめ心理学的アプローチを学び、さらに微細身としての7つのチャクラの微細解剖学も研究しました。

彼は心理問題からエネルギーへと橋渡しし、問題のある状態を、エネルギーレベルを通して解決し、ヒーリングするすばらしい方法を教えます。


変容の錬金術

「変容の錬金術」とはハートから源を発し、受容性と責任、愛と理解のドアをあけるすべてのプロセスをいいます。エネルギーレベルでの本来の自分にたいし、私たちが自分に抱いている偽善と観念を探求します。

オーラソーマカラーヒーリングがクライアントの光と潜在的可能性をサポートするのとちょうど同じように、「変容の錬金術」は光と愛をそこにあるすべてのものにもたらしていきます。


実存的理解と知的理解の探求

知的に何かを理解したところで何も変わらないということは、私たちは知っています。

しかし何かがカチっときたとき、内側の奥深くでアーハッという感じで理解できれば、それは真の理解が起こったことにより、ものごとが自然に起こっていきます。

このスペースは私たちの内側の実存の状態として探求していくことができます。


カウンセラーとクライアントの関係性

二人の人が会ったとき、個人セッションのような場合、ある関係性が形成されます。このクライアントとの間に生じる関係性のタイプを認識することはセラピストにとって非常に大切です。クライアントのみならずカウンセラーの側のパワーと依存の問題に気づくようになることが大切です。

そして「受け入れることの錬金術」を使うことで先に進んでいくことができます。愛に満ちた気づきさえあればヒーリング起こるには十分なのです。


エネルギーリーディングの基本技術

オーラソーマコンサルタントとしてクライアントが選んだボトルを読み説いていくとき、すでにある種のリーディングを行っているといえます。

多くのサイキックからもわかるように、エネルギーリーディングはオーラソーマのボトルや他のツールなしに、ただチューニングを合わせることですることができます。

このトレーニングで、ラハシャは参加者がハートのエネルギーを読み、そのクライアントについて利用できるインフォメーションを得ることができる、簡単なアチューンメントの方法を教えます。


困難なクライアントの状況

実際には困難なクライアントというのはありません。「興味深い」クライアントということはできても。

これまでカウンセリングなどをした経験のある人にはわかるでしょうが、あるクライアントはコンサルタントとしての私たちの愛や受容性に対して本当に挑戦となるようなクライアントがいます。

これらの挑戦についてあらかじめ知っておき、自分の果たすべき責任と限界について気づいているのは非常に大切です。

ラハシャ博士のオーラソーマ講座日程