オーラソーマ・インタビュー
「オーラソーマのカウンセラーとなるために」リーラ
リーラ 聞き手:江谷 1999年7月
江谷: これは私に、日本に初めてオーラソーマを紹介することを勧めてくれた、リーラとのインタヴューです。彼女は現在、アリゾナ州セドナで瞑想やエソテリックサイエンストレーニング、カウンセリングトレーニング、また人生のさまざまな側面における気づきのためのワークショップ、サイキックリーディングやメタフィジカルヒーリングなどを教えています。今回、来日の機会を捉えてカウンセリングやオーラソーマなどについてのお話を伺いたいと思います。

リーラ、あなたはこれまで非常に多くのカウンセラーやセラピストを育ててこられましたが、まずあなた自身がカウンセリングをはじめた経緯を話していただくことが、これからオーラソーマのプラクティショナーとなる人たちにも参考になると思うので、そのへんのところから話していただけますか?

頭からハートへ
リーラ: 私がカウンセリングを始めたのはずっと以前、もう25年ほど前になると思いますが、きっかけはそれが私にとって助けになると思ったからです。初めはクライアントとしてでした。サウス・ダコタ州のウンデッド・ニーで、当時、インディアンたちが彼らの状況に対して政府から正当な処遇を得る道を探るための会議が開かれていました。彼らが政府から公正で正当な扱いを受けることができるようサポートするために、私はそこに出かけて行ったのですが、そこでウォラス・ブラックエルクというとても美しいアメリカインディアンのメディスンマンに出会ったのです。

彼は『ブラックエルクは語る』という本を書いたブラックエルクの孫にあたる人でした。私の祖母はアメリカインディアンだったのですが、ウォラス・ブラックエルクは私があまりに白人のようになってしまっていて、インディアンとしてのルーツを失ってしまっていること、そしてそれを再発見することが必要だと私に語りました。

「白人の多くは頭に中心が行ってしまっている。あなたは基本的にハートの人のように私には感じられるが、知的活動を偏重する環境に育ったために、ハートを失くしてしまっている」と彼は言いました。

そこで私は自分がすでに持っているはずのハートを探し、そのハートと再びつながるための探究の道を歩み始めたのです。 私はカリフォルニアに行き、初めにプライマルセラピーを受けました。それは私にとって本当に有益でした。そのため私も同じように他の人々を助けたいと強く思うようになり、それがカウンセリングを始めるきっかけとなったのです。

私は大学に戻りました。その時は最初の4年間の大学教育で受ける文学士号しか持っていなかったので、心理学修士号を得るためにさらに、2年間学びました。そしてその間、プライマルセラピストになるためのスキルを学び始めました。自分が成長し広がっていくことはこのうえもない喜びであり、そのため私は当時ニュー・エージ・ムーブメントの中で、カリフォルニアで開発されたさまざまなセラピーやテクニックを探求し始め、さらに一般的なセラピーを教える学校にも通ったりもしました。ゲシュタルト・セラピーやブリージング、リバランシング、レイキなどのボディセラピー、さらにロルフィングやポラリティのようなボディワーク、日本や中国のボディワークなど、ありとあらゆるものを探求しました。ボイス・ダイアログやフィッシャー・ホフマン療法などもやってみました・・・。

私は本当に楽しんでさまざまなテクニックを学んだのですが、それはこれらのテクニックが、自分が囚われていた限界からもっと大きな人生の展望へ向けて、私自身がもっと開いていき、成長し、拡大していくことを助けてくれたからです。

セラピーの限界とマスターとの出会い
しかし、さまざまなセラピーを探求していくうちに、私はその限界にも気づくようになりました。

本当に多くのことを得られたことに感謝していますが、それらのセラピーは、その創始者たちが宣伝し主張しているような効果を必ずしももたらしてはくれませんでした。たとえばプライマルセラピーでは古いパターンやブロックなどから完全に解き放たれた、完璧に自由で生き生きとしたプライマルマンが生まれると主張しています。それはとても素晴らしいことに思われたので、私は全身全霊をもって、強烈に、深く、誠実に追求したのですが、それが究極の結果をもたらすものではないことがわかってきました。私は単なる心理療法以上の、何かもっと大きなものを求めていたのです。

私はスピリチュアルなものに目を向け始め、著書や友人を通して知った光明を得た人たちを探し始めました。なかでもクリシュナムルティには何度も会いに行きましたし、サイババやその他数人の人々にも興味を持ちました。

そうこうしているうちに私はバグワン・シュリ・ラジニーシに出会い、彼の弟子になりました。彼は今は和尚と呼ばれています。彼と出会うことによってセラピーやカウンセリングがまったく新しい次元のものになっていきました。

和尚はセラピーやカウンセリングなどをもっと大きな観点から、それらがあるべき場所に位置づけたのです。もはやセラピーはそれ自体が目標、あるいは旅の終着点ではなくなりました。私はそれらを探究の道の途上において非常に有益で、助けとなるステップであると理解するようになりました。なぜならセラピーは、実際に存在していながら、まったくあるいは部分的にしか意識されていない生の領域に気づかせてくれるからです。そしていったんこれらの領域に光が当てられ、気づきと意識がもたらされると、瞑想という、より大きな可能性が生まれてきます。

瞑想とはマインドから距離を置く機会をあなたに与えてくれるものです。瞑想をすることによって、マインドが問題だと思っていたものが実際には問題でもなんでもなく、マインドとは単にそのように作用するに過ぎないことがわかるようになりました。

たとえば、マインドの中にあるものにはすべてポジティブな面とネガティブな面があります。ですから、ネガティブが浮かび上がってきた時、私はもうそれを問題として認識することはありませんでした。それは単にマインドが持つ二面性のうちの、一方が現れたに過ぎず、別に悪いことではないのです。

ネガティブなマインドをポジティブに変えるために、大変な努力を続けることによって問題が解決するのではありません。むしろそれをそのままにして、それからもっともっと離れて行き、基本的にはそれと自分自身を同一化しないようにする。そして、この方法の方がずっと上手くいくのです。

カウンセリングやセラピーは、この非同一化していく過程においてとても役立つステップとなります。なぜなら、それは人間の内に、すなわちサイキの中にあるさまざまなものについて、途方もなく大きな気づきをあなたにもたらしてくれるからです。

オーラソーマのすばらしさ
さて、カウンセラーになるためのプロセスは、もしあなたが真剣にそれを考えているならば、非常な努力を伴うものとなるでしょう。それは決して週末や7日間のグループで習得できるものではないからです。

私自身はカウンセラーになるために、まず大学で2年間学びました。実際にはそれは非常に役に立ったというわけではありませんが、でも良い出発点にはなりました。それから自分で体験し、感じ、自分に合うものを見つけるために、さまざまなテクニックを探究したこともとても有益でした。いったん自分の内側でどのように物事が起こっているかの感じを掴むことができれば、それを他の人々と分かち合うことはとても簡単です。

オーラソーマに関して言えば、現在あるさまざまなテクニックの中でもっとも素晴らしいものの一つだと思います。なぜならオーラソーマは本当にポジティブで、さあ何と言ったらいいでしょうか・・「愛に溢れた」というのが適切な言葉かもしれませんね。そして、人々がさまざまなテクニック、セラピー、カウンセリングなどの根底にあると感じているものは愛なのです。その点からもオーラソーマはとても貴重なツールです。ボトルの美しさ、香りの素晴らしさ、並べた時の美しさ、使い方の優美さ、それらすべてがただちに美しく愛に溢れた雰囲気を創り出します。

オーラソーマが作り出される過程において、どんな人に対しても危険であったり有害なものが入り込む余地はありません。そのようなことはオーラソーマには起こり得ないのです。あるエッセンスに含まれている花に対してアレルギーを起こす人がいるかもしれませんが、それでもその人はすぐに気がつくので、それ以上使い続ける必要はないのです。そのようなことは起こったとしても非常にまれで、むしろほとんどの場合、オーラソーマは驚くほどに使う人をサポートし、愛に溢れています。それは使う人のエネルギーを浄化し、ストレスや緊張を和らげ、サイキやマインドのネガティブな思考パターンを取り除く、本当に楽しく、実に素晴らしいシステムなのです。そのため、私はオーラソーマは日本人にとても適していると感じました。

たとえば欧米のテクニックには欧米人のサイキには適していても、日本人のサイキには適さない、時には激しすぎるものがあります。たとえば、プライマルセラピーや両親に向けて怒りを表現する方法ですが、それは欧米人には適していても、日本人にとってはフラストレーションを発散する良い方法だとは思いません。オーラソーマのように非常に繊細で穏やかな方法は、日本人には非常なヒーリングをもたらし大きな助けになるものと感じます。

また、オーラソーマの構成やコース内容、それぞれの色やボトルの意味、色のコンビネーションとその意義などについての教え、それらすべてがカウンセラーやセラピストになろうとする人々にとって非常に助けとなる出発点になってくれます。それはカウンセリングのための、すでにでき上がっている枠組みのようなものです。それを基本に自分の直感や感性、あるいはチューニングから、また時には、オーラソーマ自体が作り出す愛に溢れた雰囲気から、クライアントに対して助言をしていくことができます。

セラピーの根本は愛
要するに、私が言いたいことは、セラピーの根本は単に愛であり、もし愛がそこにあれば、困難な状況にどのように対処するか、カウンセラーが必ずしも役立つ助言をできなかったとしても、そのセッションはクライアントにとって有益なものになるということです。クライアントが1時間のセッションの間、大きな愛と受容に包まれていることで、カウンセラーやセラピストからその人の問題に対する明確な解決策が示されなかったとしても、その1時間の間その場に起こっている愛とリラクゼーションによって、クライアント自身の知性がより創造的に機能し始め、自分自身の問題に対する答えを見つけるということが起こり得るのです。

ですから、このようなセッションではしばしば、何かマジックのようなものが起こることがあります。なぜそのようなことが起こるのかはっきりとはわからないのですが、実はそれは愛のマジックが引き起こす結果に過ぎないのです。オーラソーマはその場の雰囲気をしっかりとサポートしてくれます。こういったことが、私がガタサンサにオーラソーマを日本に紹介するように勧めた理由の一つなのですが、オーラソーマの持つ優しさ、愛らしさ、優美さと美しさ、そして色が放つ光、それらが信じがたいほどのヒーリングを起こしてくれるように思います。

オーラソーマのカウンセラーとなるためのステップ
江谷: では、実際にそのオーラソーマのカウンセラーになりたいと考えている人たちが取るべきステップとして、どういうふうにすればいいか、アドバイスをいただけますか?

リーラ: まず、当然、オーラソーマの一連のコースを取ることが必要ですね。それによって必要な知識を学び、躊躇することなくボトルとその意味を読み取り、その知識を使いこなすことができるようになります。オーラソーマのシステムそのものが多くのテクニックを教えています。たとえばポマンダーの使い方、クイントエッセンスの使い方など。それらは、すでにカウンセリングの一部であるわけです。

それから私がお勧めすることは、あなたの直感力を鋭くしてくれるような、そしてクライアントに対するあなたの助言が論理的なマインドからではなく、あなたの内側のどこか奥深くから湧き出てくるような、そんな能力を養ってくれる講習やコースに参加することです。なぜなら、もしカウンセリングを論理的なマインドから進めようとすると、あなたは何年もカウンセリングについて学ばなければならないからです。その場合には、日本国内でカウンセリングや人助けのための活動を専門に行っている人たちから学ぶのが良いと思います。けれども、もし直感に委ねてカウンセリングを行おうとすれば、あなたのセッションはいわゆる正当な、あるいは伝統的といわれるカウンセリングにはならないかもしれません。けれども何年にもわたるトレーニングを受けなくても、直感からクライアントにヒーリングを起こさせるような助言をすることができるかもしれません。ですから、自分の直感に対する信頼を高めてくれるようなコースはとても有益です。

次に大切なことは、自分自身で探求することです。あなたが惹かれる他のセラピストのテクニックを使ってみることです。それに惹かれたこと自体があなたを正しい方向へと導いてくれているのです。そして自分自身に効果があって成功したテクニックを、今度は他の人々に試してみます。「そうだ、このテクニックは私には効果があったわ」というふうに。そうすることであなたのカウンセラーとしての能力が育っていくことでしょう。そして同じテクニックが有効に作用する人々を見分けることができるでしょう。

でもそれが効かない人たちもいて、その時あなたはどうしたら良いかわからなくなってしまうと思います。その時にこそ、あなたは自分の直感を信頼しなければならないのです。そうすることで、あなたには効果がないかもしれないけれど、そのクライアントには適切な何かが、あなたの中から湧き出てくるということがよくあるのです。それは言ってみれば、実際に仕事をしながらトレーニングを受けているようなものです。なぜなら、そのようにしてそれを続けていくことで、ある人に適しているものと別の人に適しているものとがまったく異なっていることが、より明確になっていくからです。そうなると新しいクライアントがやってきた時に、あなたにはその違いがはっきりとわかり、それぞれのクライアントに対処するスキルや柔軟性が育っていくのです。

マインドの非同一化の大切さ
さらにもう一つ、カウンセラーになるために学ぶべきとても重要なことがあります。それは、あなた自身のマインドからもっと距離を置けるようになること、すなわちマインドとの非同一化です。

なぜならあなたがマインドと一つになっていると、あなたの視野は狭く、聴力は下がり、フィーリングは鈍く、知力や創造性も低下してしまうからです。反対に、マインドと一つにならずに距離を置いていると、あなたの知力は高まり、視野が広がり、聴力も上がり、フィーリングは鋭く、直感力も増していきます。それは単にカウンセラーになるための学びではなく、それによってあなたは、あなた自身の生を変容させているのです。そしてそれが何よりも大切なことなのです。

マインドとの非同一化の過程で、それはあなたが本当に素晴らしく感性に溢れた知的なカウンセラーになることを助けてくれます。そのための方法として、二つのことがあると思います。

一つはいろいろなカウンセリングのテクニックを試して、自分に合うものを見つけること。自分に本当に合うものを見つけたら、そのテクニックのトレーニングを受けること。またもう一つの方法として、瞑想を学ぶことがあります。それによってあなたの知性が大きく成長し、まったく新しいテクニックをあなた自身が開発し、もしかしたらそれを人に教えるようになったりするかもしれませんね。カウンセリングを学ぼうとする時には直感が取るべき道を明らかにしてくれるでしょう ? どこで学ぶか、どんなトレーニングを受けるか、誰に学ぶか、自分に合うものは何か、さまざまなテクニックをどのように体験していくか ? これらすべてが、あなたが本当に望んでいるカウンセラーになることへの助けとなってくれるでしょう。

オーラソーマの応用
江谷: セドナの和尚アカデミーではオーラソーマのコースだけではなく、さまざまなやりかたでオーラソーマを使っていますね。それはどのように機能するのですか?

リーラ: 私たちはオーラソーマをいくつかの方法で使っています。その一つは教材としてです。ポマンダーやクイントエッセンスを体のエネルギーセンターであるチャクラや微細身、あるいはオーラに対する感受性を高めるために使っています。オーラソーマはそのための手段としてとても有用です。

たとえばオレンジポマンダーは第2身体、イエローポマンダーは第3身体に対する感受性を高めてくれます。これが一つの使い方です。

別の方法として、メタフィジカル・サージェリーや微細身のヒーリング・セッションの時に、オイルを実際に体に塗って使います。

さらにオーラソーマ本来の使い方もします。すなわちボトルを使ってリーディングをしたり、オーラソーマ・マッサージ、あるいはオーラソーマを教えること自体が目的ではないコースなどでも使いますし、瞑想のコースの初めに浄化とリラクゼーションのために使ったりもします。つまり基本的に私たちはさまざまな状況のなかで、とてもたくさんオーラソーマを使っているのです。

直観的リーディング
江谷: あなたはオーラソーマのボトルを読むまでもなく、直接その人のエネルギーを読んだりされますが、そのような直観的リーディングを学ぶことはできますか?
リーラ: 直観的リーディングは誰でも開発することができる能力です。私たちはセドナで直観的リーディングを教えていますが、日本でもそうしたリーディングのコースがあると思います。どんな人たちが教えているのかはっきりとは知りませんが、いろいろなコースが開催されていると思います。すでにオーラソーマに関わっているあなたたちの多くにとって、ラハシャのコースはとても役立つと思います。なぜなら彼はカウンセリングと直観的な感受性について教えていますし、オーラソーマにも深く関わっているからです。彼はカウンセリングとオーラソーマの橋渡しをしてくれる素晴らしい存在です。たぶん日本にもこういったことをとても上手に教えられる人たちがいると思います。

本当に直観的リーディングを学びたいと思い、その才能が自分にあることを発見した人には、なぜか生が彼らを正しい方向に導いてくれるものです。誰かを知っている誰かが、また誰かを知っている、そんなふうに出会うべき人たちを、彼らはただ見つけていき、直観的リーディングを学ぶために必要な場所とつながり始めます。

もしセドナで直観的リーディングを学びたければ、それは可能です。私たちは徹底したプログラムで、長い時間をかけて教えています。注意深く、一歩一歩、そしてコースはまずマインドとの非同一化を学ぶことから始まります。

でも、実際には人は誰もが直観的なのです。これは学ばなければならない特別なスキルではなく、少数の人だけが持って生まれたというものでもありません。実際のところ、誰でも直観的な能力を持っています。それを認識できないのは、人々があまりにもマインドの動きに捕われているために、直観が働いてもそれにまったく気づかないためです。それはたとえば正座をしている時、血液が足まで流れなくなっていることに立ち上がるまで気づかないようなものです。立ってみて初めて、足がしびれていることに気づく、あるいは体に何か起こっているのに、あとになるまでそれに気づかないというようなことですね。

すべてのサインは出ているのに、考え事やおしゃべり、あるいは仕事をしていたり、それがどんなことであってもいいのですが、マインドが忙しく動いているので、感受性が低下してしまっているのです。

同じことが直観的な感受性についても起こっています。直観的な感受性というのはとても微妙で、それに比べマインドの動きはとても騒がしいので、それが微妙な感受性をかき消してしまいます。でもそれは確実に存在しています。そして、そこに気づきがもたらされると、私たちはその感受性が本当に存在することを発見するのです。より多くの気づきをそこに向けると、それは自らを開き、顕わしてくるようになります。あなたが気づいていようといまいと、直観的な感受性というものはすべての人の中にすでに備わっているのです。
*文中で直観的リーディングとして紹介されているメソッドの一部は、現在「~オーラソーマコンサルテーションのための~直観的知性の目覚め」としてオーラソーマコンサルテーションに役立つかたちで提供されています。

グループに参加する意義
江谷: このたび、オーラソーマの人たちに、3日間のリーディングのグループを通してリーラを紹介できたのは、とてもうれしいことでした。

リーラ: 今回のグループでみなさんとご一緒できたことは大変素晴らしいことでした。参加したすべての人々の感受性と愛、そして美しさに触れたことは本当にうれしく、素晴らしいことでした。ご一緒したすべての人たち、そして毎瞬毎瞬を、このうえなく楽しみました。ご招待いただいたこと、そしてみなさんとワークできたことは心弾む出来事でした。とても感謝しています。すべての皆さんがありがとうといってくれましたけれど、私からもありがとうと言います。とても美しく、本当に素晴らしい経験でした。

残念ながらたった3日間ではサイキック・リーダーやカウンセラーになる方法をお教えすることはできません。それが可能なら、もちろんそうするのですが、でも実際これは時間のかかることで、私はありのままを言うしかありません。けれども、この3日間は初心者の方たちにとっては楽しい味わい、すでにある程度始められている方には、自分の感受性や能力を深めるための素晴らしいサポートになったと思います。ですから、初心者であれ、中級あるいは上級者にとっても、この3日間に学んだことがどんな時にも役に立ってくれることでしょう。

グループで皆が一緒に集まることが、お互いを助けることになるのです。一緒にいて、一緒に練習をするだけで、お互いに助け合っているのです。同じ波動の人々が集まればいつでも、その波動がメンバー一人一人をサポートしてくれます。そのような状況ではそれぞれのメンバーが何かを与え、また受け取っているのです。ですからたとえば私のような上級者でさえグループに参加することがあります。

数ヶ月前のことですが、あるグループに参加しました。グループをリードしている人が私のように豊富な経験を持っていなくても、それは問題ではありません。他の人々とともに積極的にグループに参加することは、人をとても豊かにしてくれます、そして助けとなってくれます。それはまるで瞑想のコースのようなものです。瞑想のコースに参加するのはとても良いことです。瞑想のコースに行って、そしてまた社会に戻る。それを繰返すことによって、一方が他方を、お互いに良くすることを助けます。社会生活が瞑想の深まりを助け、グループに入った時には瞑想が上手くいきます。グループが瞑想を助け、そして社会にいる時には瞑想がもっと上手くいくようになるです。なぜなら、あなたが同じ振動数やリズムを持った人々と一緒にいることが、そこにいるすべての人々の助けとなるからです。それはミュージシャンが集まって一緒に練習するのに似ています。一人で練習している時より、一人一人がずっと上達できるのです。

ですからこのような3 日間のグループは上級者にとってはすでに学んだことの復習として、そして初心者にとっては良い最初の一歩となります。どのレベルにある人にとっても、それは非常に有益なものとなるでしょう。みなさんがひたすら継続されるようお勧めします。できる時 ? 経済的にも時間的にも余裕がある時には、コースに参加する。そして戻って練習し、また参加してもう少し学び、戻って練習する。そのように繰り返しながら続けていくことによってあなたの能力やスキルを伸ばし、学び、理解することの喜びやカウンセリング、あるいはヒーリングのツールとして使う時の創造性が限りなく深まっていくのです。

最後に、日本に来て、素敵な人達とご一緒できたことに本当に感謝しています。彼らは実にファンタスティックでした。私は彼らをとても愛しています。また皆さんにお会いできるよう願っています。本当に有難う。

江谷:とても有益なお話し、どうもありがとうございました。

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