ヌラの思い出 ヌラから学ぶやさしいオーラソーマ

ヌラ先生は和尚アートユニティの招待で20年ほどにわたり日本でのオーラソーマが始まる最初の頃から、オーラソーマのコースを教えてきていただいていました。

2014年4月にオーラソーマのコースを教えるために来日していたヌラ先生は、そのコースを教える日の朝に突然倒れ、そのまま入院し、5月には帰らぬ人となり、あまりの突然のことにみな言葉を失いました。

ヌラ先生と歩んだ和尚アートユニティのオーラソーマ。

その思い出をとどめるために、このヌラのページを制作しました。

このページは、これから随時リニューアルされていく予定です。

今回は、2014年の4月に撮影された、ヌラが教えるオーラソーマの動画がウエブ上にアップされたことを記念して、その動画をご紹介します。

この「ヌラのやさしいオーラソーマ」のシリーズでは、オーラソーマとは何か。その誕生から、イクイリブリアム、ポマンダー、クイントエッセンスについての使い方まで、やさしく解説してくれています。


ヌラ・アネッテ・クラフト
動画で学ぶ、ヌラ先生のやさしいオーラソーマ入門
Lesson1 オーラソーマの紹介
Lesson2 ボトルの使い方と体につける場所
Lesson3 ポマンダーについて 
Lesson4 ポマンダーの選び方 
Lesson5 ポマンダーの使い方 デモンストレーション 
Lesson6 クイントエッセンスについて 
Lesson7 クイントエッセンスの選び方 
Lesson8 クイントエッセンスの使い方 デモンストレーション
長年にわたり世界のオーラソーマの発展に貢献してきたヌラ。
そして、オーラソーマの日本への上陸の最初の時から、日本でオーラソーマを教え、その発展を暖かいまなざしで見守り続けてくれていたヌラ。

そのヌラに深く感謝を捧げます。

ヌラに捧げる

「和尚アートユニティで20年近くにわたりオーラソーマを教えてこられたヌラ・アネッテ・クラフト先生がご逝去されました。5月18日午前4時34分、それはちょうど日の出の時刻でした。
ヌラという名前は「光」を意味します。
その名の通り、ちょうど日の出の時刻と時を同じくして、その時間を見計らったかのごとく、朝日の光とともにヌラは肉体を離れ、光のなかへと溶け去ってっていったかのようでした。

ヌラが倒れたのは4月29日、まさにその日はオーラソーマのレベル1のコースがはじまる日の朝でした。
その数日前に開催したレインボーウーマンを教えているときに、ヌラは頭痛と尾てい骨の痛みと体調不良を訴えていましたが、前日までは普通にお話をし、ラハシャと鎌倉市内を散歩し、翌日からのレベル1に向けて体調を整えるべく、ボディワークを受けるなどをして過ごしていました。
そして翌日の朝、ヌラの様子に驚きました。足下がふらつき、目が少しうつろに、言葉があやふやになっているのを見て、すぐに救急車を手配したのです。

ヌラはそのまま緊急入院し、5月1日に緊急手術をして以来、彼女の意識は戻ることがありませんでした。

ヌラはオーラソーマの発展に大きく貢献してきました。
1993年に、インドのプネにあるOSHOマルティバーシティでオーラソーマを教えはじめて以来、ヌラのコースから世界で活躍する多くのティーチャーが生まれました。
私もヌラの1993年のコースの生徒でしたし、黒田コマラさんもヌラから直接学んでいます。

そしてその数年後に、私たちは日本にヌラを招待して、オーラソーマのコースを教えていただくことになり、そのコースから日本人のオーラソーマティーチャーや多くのプラクティショナーたちが生まれていきました。
ヌラはオーラソーマの創始者であるヴィッキーさんのエッセンスを教えてくれるティーチャーでしたし、ヌラの存在から伝わる教え、その愛にあふれたまなざし、生徒を思いやり、尊重し、あるがままに受容する包容力・・・まさにその存在の在り方からオーラソーマの香りやエッセンスが伝わるかのようでした。

オーラソーマをこよなく愛したヌラ。
そして、多くの生徒のみなさんからも敬愛され、ヌラを通して教えられるオーラソーマには魅惑的な香りがあり、彼女からオーラソーマを学びたいと受講される方が多くおられました。
ヌラの生涯の後半の20年は、まさにオーラソーマに捧げられた人生でもあり、オーラソーマのエッセンスを教えることのできる、とても希有な存在でもありました。

そのヌラの世界へ向けたオーラソーマへの貢献、そして日本のオーラソーマへの貢献を讃え、そして和尚アートユニティで長年オーラソーマを教えていただいたことに感謝を捧げ、ここにOSHOの言葉を記したいと思います。

肉体と意識との分離が死だ。
この分離を死と呼ぶことには意味がない。
それはただ、肉体とのつながりがゆるみ、切れるだけのことにすぎない。
それは服を着替えることとなんら違いはない。
だから、気づきとともに死ぬ人は決して死ぬことはない。
だから、死は問題にはならない。
死を幻想だとさえ呼ばないだろう。
誰が死んで、誰が死んでいないとさえ言わない。
それはただ、昨日まで生と呼んでいたものは、単なる肉体とのつながりにすぎなかったというだけだ。
そのつながりが切れたのだ。
今では新しい生がはじまったのだ。
以前のような意味では、つながりのない生が。
おそらくそれは、新しい結びつき、新しい旅なのだ
The art of Living and Dying

ヌラは肉体との結びつきからは離れましたが、新しい結びつきを得て、新しい旅をはじめたのです。それは、ヌラは肉体を離れてどこかに行ってしまったというのではなく、私たちとともにいて、新しい次元での新しい旅をはじめているのだと思われます。

そして5月24日には、ヌラの新しい旅立ちをお祝いする告別のセレブレーションを東京で開催しました。
ヌラと最愛のパートナーであるラハシャに会うために、急な告知でしたが、90人あまりの方々に集まっていただきました。セレブレーションはヌラの愛のもとで、そしてヌラへの愛のなかで、みんながひとつとなり、涙と歓びとダンスのお祝いとなりました。

ヴィッキーさんがオーラソーマの光と私たちとともにあるように、ヌラもオーラソーマの教えとともに、私たちにその光を伝えつづけてくれているように感じます。
そのヌラの光を、これからも伝えつづけていければと思います。

ヌラのこれまでのオーラソーマへの貢献に、そして、私たちにもたらしてくれたヌラの愛に感謝を捧げます。

和尚アートユニティ代表
江谷 信壽

和尚アートユニティ ニューズレター2014年秋号より


ヌラ・ミュラー・プロフィール
ヌラ・クラフトはマイク・ブースから第一期アドヴァンスコースのティーチャーとしてのトレーニングを受けたオーラソーマ社公認のプラクティショナーであり、また全レベルのオーラソーマ・トレーニングのティーチャーです。ヌラは10年間にわたり、オーラソーマのカラーシステムに関する彼女の深い理解を世界中で教え、分かち合ってきました。彼女の独特な方法にリードされて、生徒たちは自分自身の直感、愛そして瞑想に出会います。
オーラソーマとの出会い by ヌラ・クラフト
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